「木戸さんは経営コンサルタントとしていろんな方と出会っていると思うのですが、今までどういう言動の人とは付き合わないようにしていましたか?」というナビゲーターのさえちゃんからの質問に答えました。
付き合わないほうがいい人
さえ:こんにちは。ナビゲーターのさえです。木戸先生、
よろしくお願いいたします。
木戸:今日は何でしょう?
さえ:今日は私からなんですけれども付き合う人って重要だと思うんですね。木戸先生は経営コンサルタントとしていろんな社長さんと出会っていらっしゃると思うんですけれども、この17年間、どういう言動の人とは付き合わないようにしていましたか?
木戸:これはすごくいい話ですね。
何でかと言うと、ビジネスなのでやっぱり何をやろうかって考えるじゃないですか。その時に何をやるかももちろん重要なんですけどもそれ以上に付き合う人、どういう人と付き合うかってのがすごい重要なので、今回のテーマはすごい大切なお話です。
さえ:ありがとうございます。
他にもちょっと動画を見てみたんですけれども今回、木戸先生にお願いしたいのは一般的に言われている、悪口を言わないとか、嘘をつかないとか言い訳しないとか酒癖が悪い人とは付き合わないとか、そういうふうなのではなくてもっと違う角度から聞きたいんですけども。
木戸:なるほど、それは任してくださいよ!
さえ:お任せします!
木戸:さえちゃんの期待に応えるように頑張りますんで。
さえ:お願いします。
電話を最優先にする人
木戸:私が付き合わないようにしてる方っていうのはまず1つ目が電話を最優先にする人。
さえ:電話を最優先にする人?
木戸:というのとは付き合わない方がいいです。
さえ:それはなぜですか?電話を取るっていうのはいいことなんじゃないですか?
木戸:一見、いいことに思うじゃないですか。もう少し詳しく言うとどういうことかというと、よくセミナー中に電話が鳴って「あ、お客さんからだ」って言って「すいません」って言って、セミナー会場から出ていって電話してまた戻ってそれで“あ、やっとこれでちゃんと聞いてくれるな”と思ったらまた電話が鳴って、また「あ、すみません」って言って。セミナーに参加したのに“だったらセミナー参加しなくていいんじゃないの?”みたいなね。
さえ:そうですね。そっかそっか。
木戸:そういうケースってあるんですけども、これっていうのは[お客さん最優先]って言ったらすごく聞こえがいいんですけれども、お客さんに振り回されてるんですよ。
さえ:お客さんの都合に合わせてる?
木戸:だってよくよく考えたら、自分がトイレにいてトイレにいる時、さすがに出ないでしょ?
さえ:出ません。
木戸:お風呂に入ってて出ないでしょ?じゃあ、お風呂に入ったりトイレに入ったら出ない。それによって信用を失うことはないですよ。それと同じで今に生きてないんですよ、そういう人は。今、目の前のことに集中ができてないんで結局いい仕事がそれだとできないんですよ。
私も人に偉そうなことを言えないことがあって、忙しい時にあれもやらなきゃこれもやらなきゃってひとつの仕事やりながら、また違うことをやったりだとかすると集中できないからかえって時間かかるじゃないですか。じゃなくて、ひとつのことに集中して仕事をやれば、その方が早く進むし無駄なエネルギーを使わないんですよ。
そういった意味で仕事に振り回されちゃってる人っていうのは、逆にそれって信用を失うことになるのであまりそうやって電話に振り回されてる人で売れてる人って見たことがないんです。そんな感じはしないですか?
さえ:言われるとそうですけど、『電話を優先する人と付き合え』って言うならまだわかるんですけどもちょっとびっくりしたところもあったんですけど、説明して頂くと「あ、そっか」って。
木戸:そうやって振り回されてる人と付き合っても、結局ビジネスとして何も進まないんですよ。なので1つめは、電話を最優先する人。もう少し詳しく言うと、振り回されている人。
さえ:振り回されている人ですね。
木戸:仕事に、お客さんに振り回されてる人とはお付き合いしない方がいいですよ、ということです。
かしこまる人
さえ:では、2つ目は?
木戸:2つ目は、かしこまる人です。
さえ:かしこまる人?
木戸:お客さんの前に行ったら急にかしこまっちゃって、「あ、この度は、あ、どうもどうも。」と手をすりすりすりすりしてると、これはなんか信用されないですよね。
さえ:確かに裏と表がありそうですよね。
木戸:そうそう。やっぱりそういう人に限って、付き合う人によって態度が急に変わったりするんですよ。
部下から電話がかかってくるとこんな胸張っちゃって「それはこうこうこうだよ、そんなん出来ないのかよ!」それでまたお客さんの前で、「どうもどうも」みたいになっちゃう人って、ちょっと見てても一緒にビジネスをやってもどうなのかなーって。
さえ:そうですね、思っちゃいますよね。
木戸:なのでそういった、かしこまる人は要注意。
さえ:要注意ってことですね。最初はかしこまってしょうがないですけどね。人によって態度が変わるっていうのは良くないってことですよね。
では、3つ目は?
時間にルーズな人
木戸:はい、3つ目は時間にルーズな人。
さえ:時間にルーズ。
木戸:よく言うのが私が「時間にルーズな人は駄目ですよ。」って言った時に「確かに仕事ですからね。」とか「仕事にならないですよね、それだとね。」って言われるんですけども、私が言ってる意味はちょっとそれと違うんですよ。
さえ:違う?どういった意味で?
木戸:仕事だからじゃなくて遊びであっても、遊びって楽しいことじゃないですか。楽しいことなのに、そこで時間を守らないと一緒に楽しい遊びができないじゃないですか。
さえ:そうですね。
木戸:心から楽しんで、その人と遊ぶことができないんですよ。そういった意味で本当にこの人遊びたいのかな?一緒に楽しみたいのかな?って疑ってしまいますよ。それと私にとってのビジネスっていうのは本当にそういった生活のためだとか本当に自分が楽しんでやってることなので、そういった意味での遊びと同じ感覚なのでそこでこれから楽しい遊びをするっていうのにいつも遅れてきて、しかも遅れてくるだけじゃなくて遅れることすらも言わないで平気で遅れるような人とかいるんですよ。面白いもんでそういう人は、「何でそんな時間ちょっと遅れたぐらいでダメなの?」みたいなね。全くそういう[時間を守ろう]っていう感覚がない人っていうのはたまにいますよ。
さえ:そうなんですか?
木戸:いろんな人と付き合ってるとそういう人もいます。
さえ:時間にルーズな人は当たり前ですけど、木戸先生的には“一緒に楽しむことですら遅れて来るな”っていうか、時間にルーズにならない人の方がいいよってことですね。
木戸:一緒に楽しむことができないですからね。
親に怒りを持つ人
さえ:じゃあ、4つ目は?
木戸:4つ目は、親に怒りを持つ人。
さえ:親に怒りを持つ人?
木戸:とは、付き合わない方がいいです。
さえ:ああ~そうなんですね。そんなのわかるんですか?
付き合ってて。
木戸:結局やっぱり、親というのは最も近い存在が親じゃないですか。
さえ:うん、そうですね。
木戸:親に怒りを持つっていうのは親から認められてないから怒りを持つんですよ。その怒りを持ったまま生きてるので、この怒りがそれを触発するものにピッと触った時に、怒りがブワーって出るんですよ。
なので私は必ず長く付き合えるような人は、クライアントにも聞くことなんですけども「小学校の時お父さんお母さんの印象ってどんな印象だったんですか?中学校の時どんな印象だったんですか?」って言った時に「答えられません。」だとかっていう人がいるんですよ。やっぱりそれは怒りがあったり話したくない。
あとはもろに「いや、親のことは話したくないです。」だとか「親のことは思い出したくないです。」とかって言う人は、ずっと怒りを持ってるんで爆発しやすいんですよね。こんな話をした時にある人が、「親が虐待してたとかそういう親もいるじゃないですか。こういう『親に怒りを持つな』って言われても、それは怒りを持ってしまいますよ。そういう場合はどうしたらいいんですか?」っていう質問を受けたことがあるんですけれどもこれは確かにそういう人と会ったこともあります。辛い思いをされたと思うんですよ。でもそれも結局、自分が怒りを持ったまま生きるといいことがないんですよ。
で有名な人でえーとどこだったかな、どこかの外国人の方でコーチングのマイケル・ボルダックさんって知ってます?
さえ:なんとなく。多分、外国人の方は私一緒になっちゃってるかも。
木戸:その方っていうのは自分の目の前で父親が母親を殺しちゃったんですよ、目の前で。それから父親に対する怒りでもうグズグズの人生になってしまってそれがある日、コーチングによって父親を認めることができたんですよ。で認めることができてから人生が変わったっていう方なんです。
さえ:へ~、そうなんですね。
木戸:そうそう。というふうに親に怒りを持ってたら、やっぱり人生が上手くいかなくなっちゃうんです。マイケル・ボルダックさんの詳しい話は分からないんだけれども、その時の父親の気持ち、父親も何か抱えきれないぐらいの不安とか不満だとか持ってたのかもしれないし。
さえ:そうですね。
木戸:ということは、お父さんの立場になれたってことですね。“何かそういう抑えきれないものとか負のものを持ってたんだな、辛い思いしてたんだな”とかね、何か理解できた時点で完璧に認めることはできなくても直視、受け止めることができるだけでも全然違ってくるので。
さえ:そうですね。
木戸:そういった意味で親に対して怒りを持ってると、一緒にビジネスをやってても爆発しちゃうので。
家族に怒りを持つ人
さえ:では、最後になりますが5つ目は?
木戸:最後の5つ目は、ちょっと4つ目と似てるんですけども家族に怒りを持つ人。
さえ:家族?自分が作った家族ってことですよね?
木戸:例えば妻とか子供とか。そういうところに怒りを持ってると、これも親の次に近いのは家族なんです。さっきと同じなんですよ。そこにやっぱり怒りを持ちながらだって家に帰ったら常に怒りがまた、うわ~みたいな毎日怒りを持ってるわけじゃないですか。そうすると、何かの拍子で本当に爆発することがあるんですよ。そうすると、ビジネスも一緒にできなくなっちゃいますよ。
さえ:先ほどは木戸先生が「中学の時、親御さんのことどう思ってましたか?」とか聞いてるってことでしたが、家族に怒りを持ってる時の確認方法ってあるんですか?
木戸:それもただ単に「ご家族の関係はどうなんですか?」とか聞いたときに、“話したくないなーっ”ていう顔する人いるんですよ。
さえ:ああ、そうなんですね。
木戸:「なんでそんなこと話さなきゃダメなんですか?」とかそれまで穏やかだったのが急に何か意図して聞いたんじゃなくて、何気に聞いたものが「え!?」って急に顔色が・・。
さえ:こわばるような?
木戸:「それをわざわざ話さなきゃダメなんですか!?」って。「いや、そういうつもりじゃなかったんで、すみません。」
さえ:それこそかしこまられちゃいますね。
木戸:そうそう。
さえ:あ~そっか。
木戸:そういうのがあります。
ただ、今5つのことを偉そうに言いましたけども、これはあくまでもその時点でのその人であって、明日変わるかもしれません。
さえ:そうですね。
木戸:だから、永遠とそういう人がずっとそうなわけではないのでそれでそういう人と決めつけてしまっても、またこれも失礼にあたることだしちょっとそれは違うことなので、現時点でそういう人とはお付き合いするのはやめといて人は他にもいっぱいいるので、そういう人とお付き合いしたほうがいいということであくまでも今、現時点ではってことです。
さえ:じゃあ、ひとまず一つの基準にされてるっていう考えでいいんですよね?そういうのが見えなくなったりしたら、またお付き合いすればいいってことで。
木戸:そうですね、いますよ。親に怒りを持ってた人が何年かぶりに会ったら「いや~、やっと親父のことを最近好きになったんですよ。」そんなふうに変わる人もいるんです。そうするとやっぱり顔も穏やかになってます。顔に表れますから。
さえ:そうなんですね。
木戸:だから本当に人は明日になったら変わる可能性はいっぱいあります。
さえ:可能性も信じてってことで。
ではまとめますと、【付き合わないほうがいい人の行動・言動5選】ということで
1つめが電話を優先する人、
2つ目がかしこまる人、
3つ目が時間にルーズな人、
4つ目が親に怒りを持つ人、
5つ目に家族に怒りを持つ人、
でよろしかったでしょうか?
木戸:はい、バッチリです。
さえ:わかりました、ありがとうございます。
木戸:ありがとうございます。