ご挨拶

目次

■なぜ、私が楽しい仕事を実現するコンサルを目指すようになったのか?

■なぜ、私が「モエル塾」を始めようと思ったのか?

 

こんにちは、「モエル塾」を主宰している、木戸一敏と申します。

木戸一敏プロフィール

私が喜びを感じるのは、モエル塾メンバーから「最初は理想論だと思っていましたが、本当に仕事が楽しい!って言えるようになりました!」と報告を受けることです。

「仕事が楽しい」というのは、売り上げの心配をせず経営できることはもちろん、「一生この仕事をやっていたい!」というくらい、今やっていることが楽しい状態になっていることです。

つまり“楽しい”と“売り上げ”が両立していることを指します。

そのためには、素直な気持ちを持ち続けることが大切だと思っています。“楽しい”と“売り上げ”が両立するために、「素直」を使命として掲げることを決めました。

 

ではなぜ、私が「素直」を掲げようと思ったのか?その理由を聞いてください。

■それは、妻からのある一言がきっかけでした。

 

平成9年3月リフォーム会社を設立し、1年半で年商3億円の業績を達成しました。

しかし、達成感も充実感も得られず方向性を失い7年で会社を閉めました。なぜ達成感が得られないのか、その原因はわからないままでしたが、ひとつだけ見えたことがありました。

それは、経営者としては失格でしたが唯一、営業だけは結果を出し続けてきたということです。

私にできることはこれしかないと思い、営業で困っている経営者のお役に立てばと平成13年、実績なし、経験なし、コネなしの状態から営業コンサルタントとしてスタートしました。

主要4都市で開催した初の営業セミナーは参加費4万円という高額にも関わらず、クライアントや仲間に応援いただいたおかげで150人を動員。さらに翌年は、3社から出版のオファーがあり「小心者の私ができた年収1200万円獲得法」(大和出版)を出版。

新人著者にしてアマゾン総合ランキング92時間1位を独占することができました。

その翌年、このまま順調に行くものだと思っていたものが、リフォーム会社経営時代と同じように、なぜか達成感も充実感もありません。
「俺はいったい、何をやりたいんだ?何をどうすればいいんだ??」これには自分でも呆れました。コンサルタントとしてやり続けていくことに不安を感じながら、ただ時間だけがすぎていきました。

妻からのひとことがきっかけ
そんなある日の朝いつものように、これから会社に行こうとしたときです。

些細なことで妻と口論になり、それが段々とエスカレート。
私の怒鳴り声に、小1の子供が泣き出しました。

すると、妻の口からとんでもない言葉が飛んできました。

「あんたね!会社を閉めたってことは、負けたのよ!負けを認めなさいよ!」これは今、口論になっていることとはまったく関係のないことです。

「お前、今なんて言った!ふざけんな!お前に経営の大変さがどんなものか、何がわかるんだ!!なんにもわからないくせに、ふざけたこといってんじゃねぇぞ!!」

今まで生きた中で、こんなにハラワタが煮えくり返る思いをしたのは初めてです。

私は玄関のドアを蹴飛ばし、車に乗って会社に向かいました。

「あんたは、負けたのよ!」と言う妻の言葉が、運転をしている最中に頭の中でこだまします。

そのたび、ハラワタが煮えくり返ってきます。次の日もそのまた次の日も、「あんたは、負けたのよ!」という言葉が、いつまでもこだまします。

「ぜったいに俺は、お前を許さないぞ!」心の中で叫びました。

その次の日もまた同じように「あんたは、負けたのよ!」という妻の声が耳から離れません。と、そのとき、会社を設立して3年たったある日のことを思い出したのです。

■ウソでも楽しいと言えない・・・

ウソでも楽しいと言えない
それは取引先担当者と、何げない会話でした。

「ところで木戸社長は、なんで仕事してるんですかね?」と聞かれて「楽しいからに決まってるでしょ」と言えない自分がいました。

むしろ反対に、苦しいし辛い…。うそでも楽しいとは言えません。

「えぇ?夢と希望を持って始めたはずの自分の会社なのに、どうして…」

自分のことなのに、自分がわからなくなったことを思い出しました。
どうしてこうなってしまったんだろう・・・

改めて考えたときその原因が見えてきたのです。それは、私がイメージする経営者像と自分のギャップです。

経営者とは、決断力があり判断力に優れて、常にみんなを引っ張っていくリーダシップの持ち主。常に完璧であるのが経営者というもの。ところが私は、それに程遠い存在。今まで転職100回、上役に就いたことすらありません。

そんな至らない自分が、社員や取引先、顧客にわかってしまえば「それでも社長なんですか」と舐められてしまう。「舐められたらいけない」至らない私がバレナイよう、常に鎧をかぶり距離を置いて付き合っていたのです。

「そうっか。だから俺は苦しかったんだ。だから楽しくなかったんだ。だからどんなにがんばっても充実感も達成感も得られなかったんだ」

そうっか、俺は妻の言うとおり、負けたのか…。
私は素直になれなかったのです。

自分が負けたことを認めたら、涙があふれ出てきました。涙がどんどん流れてきます。今までこんなに涙が出たのは初めてです。

次の日も「俺は負けたんだ…」と思うと、また涙があふれ出てきます。

しかしその次の日は違いました。

「そうっか、負けたんだよなぁ」とすがすがしい嬉しい気持ちになりました。

そのとき、ふと、なんのためにコンサルタントになろうと思ったのかを思い出したのです。

■もう鎧は全部脱ぎ捨てよう!

もう鎧は全部脱ぎ捨てよう

夢と希望をもって始めたはずのリフォーム会社が、楽しく思えないのは精神的に何か欠陥があると思い、誰にも言えませんでした。

それがコンサルタントになって、たくさんの経営者と会う中で、私と同じ悩みの人がいたのです。

「実は木戸さん、私も仕事が楽しくないんです」

驚きました。さらに、ほかの経営者とも腹を割って話をしていくと、同じ悩み人がある人が何人もいることを知りました。

そのときひらめいたのです。

「そうっか!自分と同じ悩みを持った人の力になれるコンサルタントを俺は目指せばいんだ!」

もう鎧は全部脱ぎ捨てて、素直な気持ちになって生きていこう。

そして、こんな自分を気に入ってくれる人とお付き合いしていけばいいんだ!もうカッコつけて生きるのは、やめよう!

私はメルマガやセミナーで、今までカッコつけていたこと、リフォーム会社で負けたことを素直にみんなに伝えました。

結果を出すクライアントが続出

すると不思議なことに、セミナーや研修、講演、コンサルティング依頼が口コミや紹介で次々に来るようになったのです。

さらには成果を上げ出すクライアント倍増するとともに「あなたレター」「奇跡の物語」「巻き込みトーク」など、さまざまなコンテンツが生まれました。

クライアントからいただく声も「業績がアップしました」というだけのものから、大きく変わってきました。

「自分の在り方が前提となって仕事ができるようになっただけでなく、生活が充実して楽しめるようになったことに感謝しています」

「毎月、確実にお客さんの方から問合せが来るようになって仕事が楽になっただけでなく、家族も明るくなりました」

「私の人生が大きく変わりました!」

このような声をたくさんいただけるようになり、涙を流しながら一緒に喜び合える仲間が増えました。

私自身も社会に出て、初めて「仕事が楽しい!」と言えるようになりました。妻や子供たちの笑顔が増えてきました。

以前の私のように、夢と希望をもって始めたはずの会社が楽しく思えない…

「仕事は辛く苦しいことを我慢してやるもの」「仕事は楽しむものではない」という先入観にとらわれ、充実が得られない・・・

そんな経営者に、私のような失敗をして欲しくない。

そのために私は、“楽しい”と“売り上げ”は両立できることを伝え続けようと思っています。

この体験から「素直」を私の使命として掲げることにしました。

 

最後に、私に負けを認めさせてくれた妻に感謝です。

モエル塾 塾長
木戸一敏

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木戸一敏が主宰する優良顧客だけをザクザク獲得するモエル塾