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チラシを手渡ししたのに反応ゼロ…それなのに売上800万円?いったい何が起こった?

おはようございます!
この出だし文を考えていたら
30分経ったので諦めてしまった、
木戸一敏です(^o^;

こういうのは考えすぎると
まるで出てこなくなるんですよね。。

さて今日は、、

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チラシを手渡ししたのに反応ゼロ…
それなのに売上800万円?いったい何が起こった?

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というテーマをお届けします。

今までチラシ1万ポスティングして
月の売上30万円~300万円だったのが、、

10分の1の1千枚に減らしたら
800万円を半年継続して
売り上げるように激変した話を
3回にわたってお伝えしました(^o^)

減らした理由は
気にかけた内容のチラシと
気にかける気持ちと
一貫させるためです。

新聞配達のように
機械的に配る行動は
“気にかける”ではないですからね。

外に出ている人がいたら
売り込みではなく
“気にかける”んです。

その結果Yさんは
800万円を売り上げるようになりました(^o^)

この件について
メルマガ読者のKさんから
素晴らしい質問メールがありましたので
紹介しましょう!

「Yさんが外に出ている人を気にかけたら
売上が上がりだしたということは
その受注はチラシを手渡しした人が
ほとんど、ということになりますか?」

確かに、売り込むんではなく
気にかけて手渡しをしたことで
信用されて問い合わせにつながった
と予想しますよね(^^)

ここからが
メチャ重要な話になるので
注目してくださいね。

実は・・・

チラシを手渡しして
問い合わせにつながったのは
半年で2~3人だけ。

売上800万円のときの
問い合わせは月10件前後なので
99%はYさんと直接会ったことのない
チラシから問い合わせ
ということになります。

不思議な話だと思いますか?

実はこれが・・・

【一貫性の力】

なんです。

チラシに書いてあることと
行動と考え方が一致すると
ものごとが動き出すんです^_^

もう少し詳しく説明しますね。

以前のYさんは、こんな考えでした。

「とにかく1万枚撒けば
誰かが反応するだろう」

でも、それは言い換えれば、
「とりあえず配る」
ことが目的になっていた ということ。

そんなチラシには
「適当にばら撒くエネルギー」
しか宿らないんです。

ところが、ある変化が起きました。

Yさんは気にかけながら
手渡しをするようになり、、

「このお客さんが笑顔になってくれたらいいなぁ」

と考えるようになったことで
Yさんの意識が変わりました。

すると・・・

チラシ自体が持つ
「波動」も変わります。

ポスティングされたチラシも、
ただの「広告」ではなく、
お客さんに向けたメッセージとして
伝わるようになったんです。

これはスピリチュアルな話ではなく
人は誰もが 「見えないもの」 を
感じ取っているからなんです。

例えば、家に帰って玄関を開けた瞬間、
なんだか重い空気が漂っていて、
リビングに入ると
妻が子どものイタズラに激怒していた(;´∀`)

そんな経験、ありませんか?

部屋の空気がピリついている時、
言葉にされなくても
「何かあったな」
と直感で分かることってありますよね。

それと同じで、
「適当にばら撒いたチラシ」なのか、
「本気でお客さんに届けようとしたチラシ」なのか、
お客さんは無意識のうちに感じ取るんです。

Yさんが 「届ける気持ち」
を持つようになったこと。

それにプラス
たった1人のお客さんに
刺さるチラシに変えたこと。

チラシと行動、気持ちが一貫することで
チラシの伝わり方が変わり
ポスティングの反応が大きく変わったんです。

 

 

▼今日のポイント
【一貫性のパワーが集客を成功させる】

チラシの反応を上げるために配布数を減らすことを言ったら絶句されました(;´∀`)

おはようございます!
お風呂で髪の毛を洗ったつもりが
濡らしてただけだったことに
お風呂から上がって気がついて
ちょっと焦った、木戸一敏です(^o^;

考えごとをしてると
こうなりますよね。。

さて今日は、、

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チラシの反応を上げるために配布数を
減らすことを言ったら絶句されました(;´∀`)

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というテーマをお届けします。

お客さんが集まらず
貯金を切り崩す毎日だった
リフォーム会社のYさんの話を
2号にわたってお伝えしてきました。

・”チラシ”という媒体ではなくメッセージが重要

・何でも屋リフォームではなく
 たった1人のお客さんだけに刺さるチラシに

・人は“自分ごと”に思わない限り反応しない

・自分ごとに思うためににはたった1人に刺さる
 メッセージにする

というわけで
たった1人だけに向けた
チラシ作りがスタートしました。

チラシが完成するまでの間
Yさんは何度も私に確認します。

「本当にこんなに絞り込んじゃって
大丈夫なんでしょうか?」

やはり、たった1人だけに向けた
チラシにするのは不安なようです。

これまでのやり方と
真逆のことをするわけですから
不安になるのは当然。

でも、成果を上げるには
「これまでの常識」や「思い込み」を
手放すことが必要なんですよね。

そして数日後
ついにチラシが完成!!

そのときYさんがこう言いました。

「今まで1万枚配ってもほとんど反応がなかったので
今度のチラシは一人に絞っているので
その3倍、4倍多く配らないとですね」

「その反対で、配る枚数は減らしましょう」

「え、えぇぇぇーーー!
減らすぅーーー!?」

Yさんは絶句しました。

そこで私はこう説明しました。

「Yさんとしては
いち早く成果を上げたいんですよね?」

「そうです一日も早く…
いや1時間でも早く契約が欲しいです!」

「一人の人に絞ったメッセージを
届けるというのは
違う言い方をすると一人の人を
“気にかける”ことでもあるんです。

なので配るときも同じように
気にかけるスタンスで配るんです」

「どうやって配るんですか?」

「比較的お客さんが在宅していて
外に出ている可能性が高い日時って
Yさんの経験からするといつですか?」

「日曜日の午前と夕方ですかね」

「チラシ配りをする時間を
その日時にしませんか?」

「どういうことですか?」

「外に出ている人がいたら
声がけをするんです。

もちろん売り込みではなく
“気にかける”んです」

「えぇ!そんなことしたら
たくさん配れないじゃないですか?」

「そうです。数じゃなく質です。

気にかけた内容のチラシと
気にかけた行動をして一貫させるんです。

だからチラシを配る枚数を減らすんです」

Yさんはしばらく
考え込んでいました。

「なるほど・・・。

確かにチラシの内容が
“気にかける”視点になったなら
配るときの行動も
それに合わせるべきですよね」

そうしてチラシの配布数は
10分の1の1,000枚に大きく減らしました。

この活動をし始めて
半年後こんな数字になりました。

↓  ↓  ↓

今まで30万円~300万円を
行ったり来たりの売上だったのが・・・

800万円を半年継続することが
できるようになったんです\(^o^)/

この結果を出したとき
Yさんは過去を振り返ってこう言いました。

「とにかく売上が上がらなくて
妻や子どもの顔がまともに見られないくらい
苦しかったんですが、

気にかけることを実践したことで
たくさんの気づきがありました。

とにかく時間がなかったので
効率化を図ることが最優先の活動になって、

お客さんのことをまったく考えていなかったから
反応がなかったことがわかりました。

チラシを作るのも急いで大手のチラシを
真似するだけのチラシだったし
商談も関係づくりをしないで
いきなり大工事を提案したり、

常に効率化、効率化、効率化!って
これじゃお客さんに選ばれないことがわかりました」

このYさんの気づきは
今の時代の集客に
とても大切なメッセージです。

インターネットの普及で
効率化が重視され人間味が軽視されがちです。

チラシの表面的なことや
効率の追求だけではなく
相手を気にかけることが重要で
これを忘れてはいけないんですよね。

感情を持つ私たちにとって
人間らしい対応が大切です。

対面が必須となる地域密着ビジネスは
気にかけることは必要不可欠です。

このことをお伝えしたくて
3回にわたってYさんの話を特集しました(^^)

今、集客に困っている人の
勇気と希望になっていただけたら嬉しいです(*^^*)

 

 

 

▼今日のポイント
【効率化を図るあまり失っているものがあることに気づこう】

チラシ大改造案に「それは無理ですよ!」とハッキリ拒否られました(><)

おはようございます!
久しぶりに続けてメルマガを出せて嬉しい、
木戸一敏です(^^)

今回のテーマになっている
Yさんからの報告が嬉しくて
伝えたいことがたくさんあります(^o^)

やっぱりこういうきっかけがあると
サクサク進みますね!

さて今日は、、

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チラシ大改造案に「それは無理ですよ!」
とハッキリ拒否られました(><)

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というテーマをお届けします。

前号ではこんな話をお伝えしました。

やっと問い合わせが来ても
相見積もりばかりで
お客さんが選ぶのは
「一番安い会社」か「大手企業」で
契約につながらない…。

なんとか契約が取れても
利益は薄く時には赤字(ToT)

月売上30万〜300万で
貯金を切り崩しす毎日(><)

そんな報われない努力の連続に
疲れ果てていたYさんが
あることをしてから・・・

毎月安定して800万円を
売上げるように!!

…という話をしました。

そして
いよいよ今日から本題で
Yさんが実践した
具体的な方法をお伝えしますね(^o^)

その”あること”というのが
「チラシ」だったんですが
最初Yさんはまったく
乗り気ではありませんでした(><)

今まで1万枚ポスティングしても
売上にならなかったので
チラシに可能性を感じなかったんです(-_-)

上手くいかないことが続くと
「今の時代にチラシはダメだ」
と思ってしまうんですよね。

ただ・・・

チラシに限らず
ホームページやインスタ、ツイッターも
媒体そのものが
効果を生むわけではないんです。

大事なのは、ここ!

そこに書く
【メッセージ】次第です。

どんなに目立つデザインでも
フォロワーが多くても
伝える言葉が刺さらなければ
反応はゼロ(><)

逆に相手に刺さるメッセージなら
反応を得ることができます。

重要なのは
どの媒体を使うかよりも
何を伝えるか。

そこでYさんのチラシ大改造が
始まったわけなんですが
そこに着手する前に・・・

事件が起きてしまったんです(><)

「そんなことをしたら
もっと反応が減ってしまう!」

と私の提案に大反対。

何を提案したかというと
今のYさんのチラシは、、

「おうちで困っている
リフォームなんでもやります!」

といった何でも屋的な内容。

そこで
たった1人のお客さんだけに
刺さるチラシに大改造する話をしたんですが、、

「それでもし反応が
まったくなかったら怖いですよ(><)」

そこで私も昔、反応ゼロが続いたときがあり
その時、私の師匠に言われたことを
Yさんに話しました。

「お客さんが“自分ごと” に感じない
チラシだからだよ。

例えば… 駅前のカフェで
『飲み物なら何でもあります!』って言われても
コーヒー好きはコーヒー専門店に
紅茶好きは紅茶専門店を選ぶだろ?」

この言葉に、私はダメ元で、

“たった1人にだけ絞った
メッセージのチラシ”

にしたら売上が大きく伸びたことを
Yさんに伝えました。

「つまり…今まで反応がなかったのは
お客さんに“自分ごと” だと
思ってもらえなかったから?」

「そのとおり!」

Yさんもようやく 納得し
たった1人だけに向けた
チラシ作りがスタートしました。

が、しかし…

ここで 2つ目の事件が(꒪д꒪II

次回のメルマガで
この衝撃の出来事を詳しくお伝えしますね!

 

 

▼今日のポイント
【たった1人のお客さんにメッセージを届けよう】

Googleビジネスの悪いレビューで心が折れたYさん(><)あなたならどうする?

おはようございます!
カラオケで曲選びをしてたら
名曲なのに出てこなくて
とても残念な気持ちになった木戸一敏です(><)

でも・・・

よくよくカラオケの画面を見たら
「歌手名」のところに曲名をいれてました(^^;

出るわけないよね。。

さて今日は、、

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Googleビジネスの悪いレビューで
心が折れたYさん(><)あなたならどうする?

======================

というテーマをお届けします。

今日お届けするのは
今まさに苦しい状況にいる人へ

勇気と元気
そして大きな可能性を
感じてもらえる話です。

それはつい最近報告があった
リフォーム業を営むYさんの実体験です。

Googleビジネスとチラシを
駆使して集客を試みるも
なかなか問い合わせが来ない(ToT)

それどころか
Googleビジネスのレビューに
悪い評価がつき、
耐えきれずにアカウントを削除(><)

仕方なくポスティングを続け
外にいる人を見かければ
積極的に声をかける。

そしてようやく問い合わせが来た!
…と思えば
結果は相見積もり( ノД`)

お客さんが選ぶのは
結局「一番安い会社」か「大手企業」で
契約につながらない…。

ようやく契約が取れても
利益は薄く時には
赤字になることさえある。

そんな報われない努力の連続に
Yさんは疲れ果てていました。

八方塞がりの中
YさんはFacebook広告で
私のことを知りました。

「やっぱり、これからの時代
ネット集客が一番なんでしょうか?」

「もちろんネット集客は可能性はありますが
ページ作りや広告設定を整えて
軌道に乗せるまでに
早くても3ヶ月はかかると思ったほうがいいです」

「大変ですね…」

「その間、試行錯誤を繰り返し
時間とエネルギーを費やす覚悟が必要です」

Zoomの画面越しに
Yさんの表情が曇ります(-_-)

「その点、チラシ集客なら
1日でチラシを完成させて
すぐに配布を開始し
即座に反応を得ることも可能です」

「でも今まで1万枚ポスティングしても
1件問い合わせがあるかないかだったんですが…」

「ただ配れば反応が出るものではないですよ。
内容と配り方次第で、大きく結果が変わります。

私もリフォーム会社を経営したとき
チラシを毎月3万~8万枚配っても
年商2,000円にしかならず
倒産寸前だったのが、、

一気に3億円に伸びたのは
内容と配り方を変えたからなんです」

Yさんの視線が鋭くなります。

「どんなふうにチラシの内容を変えたらいいですか!?」

ということでYさんの
チラシ大改造が始まりました。

その結果から先にいうと
月売上30万円~300万円だったのが

半年後・・・

毎月安定して800万円を
売上げるようになったんです\(^o^)/

このYさんがチャレンジした
具体的な方法を
次回のメルマガから
連載で詳しくお伝えします。

次号をお楽しみに!(^o^)

 

 

▼今日のポイント
【メッセージを変えれば結果も変わる】

Google社員を超えたYouTube広告の達人が実践する『異常な行動』とは?

こんにちは!
ここ2日間、一週間を勘違いして
「今月終わっちゃうぅ〜!」
と焦りまくっていた、
木戸一敏です(^^;

おかげさまで
仕事がメチャはかどりました(^_^)v

さて今日は、、

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Google社員を超えた
YouTube広告の達人が実践する『異常な行動』とは?
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というテーマをお届けします。

先日、YouTube広告の
コンサルをやっているKさんと
お話しする機会がありました。

正直、最初は
「ふーん、YouTube広告ねぇ」
と軽く構えてたんですが
10分も話を聞けば
その考えは一瞬で覆されました。

Kさん、尋常じゃないくらいに詳しくて
こんなエピソードを聞きました。

「以前、 Googleの社員の
サポートを受けたとき
全然わかってないんで
逆に教えたんですよ」

いやいや!
Googleの社員を超えるって
どういうことΣ( ºωº )

でもその理由を聞いて
「あ、納得!」
と深く頷いてしまいました。

KさんはYouTube広告の
管理画面にあるすべての項目を
ひたすらクリックし、、

そこにある設定をいじって
どんな影響が出るのか
全部試したというんです。

全部って相当な数がありますよ(;´∀`)

それを「このボタンを押したらどうなる?」
「ここをこう変えたらどうなる?」と
あらゆるパターンを試し続けたその結果
Google社員すら知らない
広告運用のノウハウを手に入れたわけです。

これを聞いた瞬間
ふとエジソンの話を思い出したんです。

彼が電球のフィラメントを見つけるために
6000種類以上の素材を試したという
有名な話がありますよね。

これに似てませんか?

他にもカップヌードルの発明者
安藤百福さんもそうですよね。

彼はインスタントラーメンを
完成させるために
毎日数百回も試作を繰り返して、、
1年かけて商品を完成させたと言います。

冷静に考えて、毎日数百回って…

もはや修行です(;´∀`)

他にもFAX DMの達人と言われる
友人がいます。

彼が作ったFAX DMが
業界一の通販会社を築き上げたんですが
その大当たりのDMは
なんと・・・

37回目の試作だったそうです。

「最初の36回はどうだったんですか?」
と聞いたら「普通に全部スベったよ」と
笑いながら答えてくれました。

そして、彼が言った言葉が
また渋いんです。

「自分は達人でも何でもなくて
ただ人より諦めが悪かっただけ」

シビレル言葉ですね(^o^)

「諦めが悪い」なんて
普通ならネガティブな言葉に聞こえるのに
彼が言うとめっちゃかっこいいです。

結局、彼らの共通点は、、
「失敗か成功か」

という物差しで
物事を判断してないんですよね。

代わりにやってるのは
これ↓

「誰でもできることを
誰よりも徹底してやる」こと。

それを愚直に続けることなんです。

もちろん
やり続けたからといって
必ず成功するとは限りません。

でも、やり続けない限り
成功する可能性はゼロのままです。

実は、私も昨年の秋から
やり続けていることがあって
正直まだ全然、結果が出てません(><)

でも、Kさんの話を聞いて
「もうちょっとやってみよう」
と勇気が湧いてきました(*^^*)

きっと、「あと一歩」のところで
未来が待ってるんだと思います(^^)

 

 

▼今日のポイント
【諦めが悪い人になろう】

口コミだけで年商3億から5千万に激減… その“落とし穴”とは?

明けましておめでとうございます!

ゆっくり寝ていたら
次女に「もっと正月らしくしたら」
と言われて正月らしさって
何なのか悩んでしまった、
木戸一敏です(^^;

普段はサッと起きているので
正月だからこそ
ゆっくり寝られるんですけどね。

さて今日は、、

======================

口コミだけで年商3億から5千万に激減…
その“落とし穴”とは?

======================

というテーマをお届けします。

新しい年は
変化の年でもありますね。

こんな名言があります。

「唯一生き残るのは、変化できる者である」

これは進化論で有名な
ダーウィンの言葉で、

変化への適応こそが
生き残るための鍵であることを
教えてくれています。

古代ギリシャの哲学者
ヘラクレイトスは
「変化こそが唯一不変のもの」
と言っています。

その変化のスピードが
年々加速しているように感じますよね?

スマホが普及し
AIが生活に入り込み
まるでジェットコースターに
乗っているような感覚ですが、、

この変化を恐れるのではなく
楽しめることが
新しい自分へと成長していく
一番の秘訣なんだと思います(^^)

つい先日も建築業のTさんから
こんな話がありました。

「今までずっとリピートと
口コミ紹介だけで毎月安定して
仕事があったのに、、

10年前からどんどん減り始めて
3年前からは皆無ですよ(><)」

Tさんの会社の年商は3億から
5千万に激減したというんです。

口コミ紹介が減ったという悩みは
Tさんだけでなく
多くの(特に地方)建築業の方から聞きます。

その原因はまさに時代の変化で、、

・同業者が増えたこと
・スマホの普及で口コミより自分で探す
・共働き家庭の増加で口コミの機会が減
・二・三世帯住宅の減少で家族間の紹介も減
・近隣との人間関係の希薄化

といったことで
口コミ紹介に頼った経営が
成り立たなくなりました(><)
そういった意味で
家を建てる技術も重要ですが
時代の変化に対応した
集客を考えることが重要です。

お客さんが集まらないと
その技術も生かされませんからね。

私もリフォーム会社を経営していたとき
従来の手法に固執することなく
新しい集客の方法をいろいろと試しました。

でも正直、疲れます(;´∀`)

ひたすら新しいやり方を
追いかけ続けたとき、、

「一体、俺は何をやっているんだ…」

とわけがわからなくなったことが
ありました(*_*)

それから経営がどんどん悪化して
倒産寸前の状態に陥ったとき
あることがひらめいたんです。

それは・・・

【本質】です。

世の中はどんどん変化していくけど
変化しないものもあるんじゃないか?

それが「本質」。

もっと具体的にいうと
【お客さん視点に立つ】こと。

ここまでわかったんですが
行動して具体的に何をしたらいいかが
まったくわかりません(ToT)

ただ1つだけ決めていたのは
「チラシ集客」です。

どう表現したら
お客さん視点に立つチラシになるか?

これがきっかけになって
たった1年半で
年商2,000万円の大赤字会社が
3億円の黒字会社に変わることができました(^o^)

そんな話を冒頭で紹介した
Tさんに伝えたところ
「具体的にどうやったんですか?」
と食い気味に質問されました。

そこで私が実践したことを話し
さらに詳細を
「チラシ作成4日間チャレンジ講座」で
無料公開することを伝えたら、、

「ぜひ参加したいです!」

と参加者が一人増えました(^o^)

何よりも
暗かったTさんの声が
別人のように明るくなってよかったです(*^^*)

私もTさんと話したことで
2025年はさらに「お客さん視点に立つ」を
極めて行こうと決めました。

Tさん、ありがとうございます!

 

 

 

▼今日のポイント
【どんな時代も不変の顧客視点で行動しよう】

 

工務店が抱える集客の3つの悩みと解決策を徹底解説!

この記事では、工務店が抱える集客の悩みを解決する具体的な方法を解説します。

すぐに実践できる戦略や成功事例を紹介しますので、ぜひご覧ください!

工務店経営者が直面する3つの集客課題と解決のヒント

工務店の経営者にとって、集客は避けて通れない課題です。

「問い合わせが来ない」
「費用をかけても結果が出ない」
「口コミや紹介が増えない」

など、多くの経営者が同じ悩みを抱えています。こうした悩みを解決するためには、効果的な集客施策の検討や、ターゲット顧客へのアプローチ方法の改善が求められます。

まず、このような悩みを解決するためには、「現状を正確に把握すること」が重要です。

現状を理解することで、ターゲット層に合った戦略や具体的なマーケティング施策を見つけ、次に取るべき行動や具体的な対策が見えてきます。

以下では、工務店が直面する代表的な3つの集客の悩みについて詳しく掘り下げ、それぞれの現状を解説します。

1.2,000枚のチラシが無駄に?見込み客を呼び込む戦略

「地域の住宅街にチラシを2,000枚配布したのに、1件も問い合わせがない…」

こうした声は、工務店経営者の間でよく聞かれる悩みの一つです。

特に、リフォームや新築施工などを中心に展開する地域密着型の工務店では、見込み客の不足が経営の不安要素となっています。

例えば、地元住民に向けたチラシやSNSでの情報発信など、さまざまな施策を試みても、期待した成果が得られない場合があります。

ターゲット顧客への訴求が弱かったり、競合が多いエリアで目立つ工夫が足りなかったりすることが原因で、工務店の強みが伝わらないことも少なくありません。

このような状況が続くと、「何が間違っているのかわからない」「どこに力を入れればいいのかわからない」といった混乱や迷いを引き起こし、結果的に集客施策の見直しが遅れることがあります。

2.広告費がかさむだけ…無駄をなくす集客施策とは?

「Google広告に毎月30万円使っているけど、問い合わせは月に数件。これじゃあ広告費の方が高くついてしまう」

広告は集客において重要な手段ですが、費用対効果が見合わないと感じている工務店は少なくありません。

例えば、リスティング広告に予算を割いても、クリックだけが増えて問い合わせに結びつかないケースがあります。

また、地域のフリーペーパーや新聞に広告を掲載しても、期待した成果が得られず、費用だけがかさんでしまう状況がよく見られます。

さらに、広告内容が顧客の具体的なニーズに合っていない場合、見込み客に響かないまま、競合他社のサービスに流れてしまうこともあります。

このような結果から、「広告にこれ以上費用をかけるのはリスクが大きい」と感じ、マーケティング手法そのものに疑問を持つ経営者も多いのです。

3.口コミや紹介が減少する理由と今すぐ始める改善策

「昔は、口コミだけで毎月安定して仕事があったのに、最近は紹介が減ってきた」

このように、長年口コミだけで集客をしてきた工務店が、ここ数年で紹介件数の減少に悩むケースが増えています。

特に、地元で長く営業を続けている工務店では、「口コミで十分」と考えていたものの、顧客の紹介行動が減少し、集客に不安を感じるようになっています。

例えば、リフォームや新築案件が減少し、同じ顧客からのリピートが限られる状況では、口コミだけに頼る集客は難しくなります。

さらに、競合の工務店がオンライン施策を活用して認知度を高めている場合、差別化が図りにくくなることも課題の一つです。

「これまで通りの方法では、もう集客できないのだろうか?」という不安が、多くの工務店経営者の心に浮かびます。

口コミや紹介が減少していると感じたとき、新たな施策やターゲット分析を検討する必要性に迫られるのです。

工務店集客の失敗理由はここにある!4つの原因を解説

工務店が抱える集客の悩みには、それぞれ共通する原因があります。

問い合わせが来ない」「広告費用が成果に結びつかない」「口コミや紹介が減少している」といった問題は、すべて特定の要因に根ざしている場合がほとんどです。

この記事では、それらの原因を4つに分けて詳しく解説します。

ターゲットがぼやけた広告は効果ゼロ!工務店の訴求力を高める方法

昭和のように物が不足していた時代、多くの商品やサービスは、ターゲットを特に設定しなくても、情報を一方的に伝えるだけで売れることが一般的でした。

この時代は需要が供給を上回っており、広く情報を発信すれば自然と反響を得られる環境が整っていたのです。

しかし、現代は情報が過剰にあふれる時代へと変わりました。

顧客はインターネットやSNSを活用し、自ら情報を収集して比較検討し、最適な選択を行うようになっています。

そのため、単に情報を発信するだけでは顧客に届かなくなり、訴求力が失われるケースが増えています。

例えば、ターゲットを「地域の全住民」といった広すぎる範囲で設定すると、メッセージが曖昧になり、誰にも響かない広告やチラシになるリスクが高まります。

ターゲット設定の不備は、集客施策全体の基盤を揺るがす大きな原因となります。

この問題がある限り、どれだけホームページやチラシの内容を改善しても、期待した成果を得るのは困難です。

手を広げすぎは逆効果!限られたリソースで成果を出す戦略

工務店の集客では、限られたリソースをどこに集中させるかが重要です。

しかし、多くの工務店が「あれもやらなければ、これも試さなければ」と複数の手段に手を出し、どれも中途半端で終わるケースが見受けられます。

例えば、チラシ、SNS、ネット広告、口コミのすべてを試みたものの、各手段に十分な時間や予算を割けず、いずれも思うような成果が得られないという状況です。

このように手を広げてしまうと、どの手段にも十分に力を注げず、結果として効果が薄れてしまいます。

また、「今の時代はオフラインとオンラインの両方を活用するべき」という情報に振り回されるケースも少なくありません。

一見正しいように思えるこの考え方に影響され、SNS運用や広告配信、地域イベント開催、WebサイトへのSEO対策など、多岐にわたる活動に手をつける。

しかし、いずれも継続的な取り組みには至らず、1年経っても具体的な集客基盤を構築できないという声が多く聞かれます。

価格競争に巻き込まれない!工務店のための差別化の秘訣

かつて、競合が少なかった時代には、特に差別化を意識しなくても集客ができていました。

地域に数えるほどしかない工務店が、顧客の需要を十分に満たしていたためです。

しかし、現在では状況が一変しました。

競合する工務店が増えただけでなく、大手のハウスメーカーやリフォーム会社が積極的に市場に参入しています。

その結果、顧客は「どの会社が良いのか分からない」という混乱に陥り、知名度のある大手企業に依頼するケースが増加しています。

こうした中で、「この会社にお願いしよう!」と顧客に選ばれるためには、他社とは違う明確な強みを打ち出す、的確な差別化が求められる時代となりました。

しかし、多くの工務店では「価格での差別化」や「独りよがりのアピール」といった誤った差別化をしてしまうことが少なくありません。

間違った差別化の例1:価格での差別化

価格で勝負をする差別化の代表例が、「地域最安値」を掲げるケースです。

この手法は短期的に顧客を呼び込める可能性がありますが、さらに安い価格を提示する競合が現れると価格競争がエスカレートし、自社の利益率を圧迫します。

最終的には、「価格が安いから選んだ」という顧客に対し、それ以上の価値を提供できずにリピートや口コミも期待できなくなります。

間違った差別化の例2:独りよがりのアピール

もう一つよく見られるのが、「独りよがりのアピール」です。

事例1:陳腐な表現に頼る
たとえば、「自然素材にこだわったデザイン性の高い家づくり」というアピールは一見魅力的に思えます。

しかし、同じような表現を多くの工務店が使用しているため、顧客にとっては「どこも同じ」に見えてしまいます。

事例2:顧客のニーズを無視
ある工務店が「海外輸入の高級建材」を前面に押し出した広告を掲載したものの、エリアの顧客層は「ローコストでシンプルな家づくり」を求めている人が多数派でした。

その結果、広告は見向きもされず、問い合わせ件数はゼロ。顧客のニーズに応えるどころか、自社の自己満足に終わった典型例と言えます。

口コミが生まれない原因とは?工務店が見直すべき3つの要素

口コミや紹介は、これまで多くの工務店の集客を支えてきた手法ですが、近年その効果が薄れつつあります。

口コミや紹介が減少している背景には、以下の3つの要因が挙げられます。

1. 情報過多

インターネットやSNSの普及により、顧客が工務店を選ぶ際にアクセスできる情報量が飛躍的に増えました。

その結果、口コミや紹介だけに頼るのではなく、WebサイトやSNSのレビュー、検索結果に基づいて選ぶ傾向が強くなっています。

膨大な情報の中で、口コミの影響力が分散してしまうのです。

2. マス広告の影響

大手ハウスメーカーやリフォーム業者が展開するテレビCMや新聞広告などのマス広告が、地域の工務店の存在感を薄れさせています。

これにより、地域密着型の口コミの影響力が相対的に低下しているのが現状です。

マス広告の強力な影響を受けた顧客は、知名度の高い企業を優先的に選ぶ傾向があります。

3. 社会の変化

近年の社会的な変化も、口コミや紹介の減少に影響を及ぼしています。以下のような変化が挙げられます:

  • 近隣との人間関係の希薄化:顧客が隣人や知人と親密に接する機会が減り、工務店を紹介する文化そのものが弱まっています。
  • 共働き家庭の増加:忙しい家庭では、知人と工務店情報を交換する余裕がなくなりがちです。
  • 二世帯・三世帯住宅の減少:家族内で工務店の紹介が行われる機会が減少しています。

これらの要因が重なり、口コミや紹介に頼った集客手法が機能しづらくなっています。

工務店の悩みを解決!効果的な集客方法の紹介

工務店が抱える集客の悩みを解決するためには、ターゲット層のニーズを深く理解し、自社の強みを明確にした上で、オンラインとオフラインの適切な手段を活用することが重要です。

以下では、具体的な方法を5つに分けて解説します。

情報過多の時代に選ばれる!工務店が取り組むべき情報発信

現代の市場では、競合する工務店が次々に増え、大手リフォーム会社やハウスメーカーも積極的に参入しています。

その結果、顧客は膨大な情報にさらされ、どの会社を選ぶべきか迷ってしまうのが現状です。

このような環境で、「◯◯地域で新築を考えている人」といった漠然としたターゲット設定では、顧客にスルーされてしまいます。

「ペルソナ」から「実在する人物」へ

効果的な集客の鍵は、「1人の特定したターゲット」に絞ることです。

マーケティングを勉強している方なら、「ペルソナ」という言葉をご存知かもしれません。

これは、対象となる人の年齢や性別、生活状況などを具体的にイメージする手法です。

たとえば、「小学校に近い場所で、子どもの成長を見据えた家づくりを考える30代の共働き夫婦」というペルソナを設定すれば、ある程度ターゲットが明確になります。

しかし、この手法では不十分です。

その理由は、多くの工務店が同様の手法を取り入れているためです。

多くの企業が似たようなペルソナを設定してしまい、結果的に「他社と同じターゲットに向けた一般的なメッセージ」に埋もれてしまうからです。

では、どうすれば顧客の目を引けるのでしょうか?

答えは、「実在する人物」をターゲットに設定することです。

実在する人物をターゲットに設定する理由

ペルソナを設定すると、自分の都合の良い理想像を作り出してしまうことがあります。

その結果、ターゲットが架空の存在となり、現実の顧客のニーズや感情から乖離してしまいます。

一方で、実在する人物をターゲットに設定すれば、リアルな課題や感情に基づいた具体的な情報発信が可能になります。

たとえば、「子どもの咳が止まらない古いアパート。このままでは健康が心配で、家探しを真剣に始めた」という背景を持つ実際の顧客像を想定すれば、より共感を引き出すメッセージを作ることができます。

ターゲットの「感情」を理解する

もう一つ重要なポイントは、ターゲットの感情を深く理解することです。

住宅購入やリフォームは、単に物理的な必要性だけでなく、大きな感情の動きによって決断されることが多いのです。

たとえば、以下のような感情がきっかけになることがあります:

  • 不安:「このままでは健康に悪影響が出そうで心配だ」
  • 困惑:「どこに頼めばいいのかわからない」
  • 憧れ:「子どもが安心して遊べる庭付きの家が欲しい」

こうした感情に寄り添う内容を発信することで、オンラインでもオフラインでも、他社との差別化を図ることができます。

価格競争に巻き込まれない!工務店のための差別化戦略

価格で差別化を図ることは、一見簡単に思えるかもしれません。なぜなら、顧客は常に価格を気にしており、「安い方が良い」という心理が働くからです。

しかし、この戦略には大きな落とし穴があります。

よくある差別化ポイントの限界

価格以外で差別化を図る際に、よく挙げられる施策には以下のようなものがあります:

  • 施工中の進捗状況を定期的に報告する
  • 施工後のアフターフォローを保証する
  • 自然素材を使用する
  • ペットと快適に暮らせる設計を取り入れる
  • 高品質なデザインを提供する
  • 地元の素材を活用する
  • 空気清浄システムを採用する

これらはどれも重要な取り組みですが、多くの工務店が実践しているため、顧客から見れば「どこも似たようなことをやっている」と感じられ、埋もれてしまいます。

独自商品開発だけでは不十分な理由

では、「独自の商品を開発すれば差別化になるのでは?」と思うかもしれません。

確かに、一時的には効果があるでしょう。

しかし、独自の商品やサービスは競合にすぐ真似されてしまうリスクがあります。

結果的に独自性が失われ、価格競争に巻き込まれるという悪循環に陥る可能性が高いのです。

中小企業が取るべき差別化戦略:感情理解にフォーカス

価格やモノ、コトを追求する競争は、大手の資本力には太刀打ちできません。

だからこそ、中小企業が注力すべきなのは「ヒト」による差別化です。

具体的には、顧客の感情を深く理解し、それを基にした情報発信や提案を行うことが鍵となります。

親身に耳を傾けることが集客に影響する理由

顧客が本当に求めているのは、「自分の気持ちを理解してくれる工務店」です。

感情理解を通じて顧客の悩みや期待に寄り添う姿勢は、集客に次のような影響を与えます:

  1. 顧客の目を引く情報発信ができる
    感情に寄り添ったメッセージは、広告やチラシ、SNS投稿で顧客の目を止めるきっかけになります。
  2. 他社との差別化ができる
    「どこの工務店も同じ」に見える中で、顧客が「ここは自分のことを分かっている」と感じることで選ばれやすくなります。
  3. 信頼の第一歩を築く
    顧客の感情に共感することで、単なる「売り込み」ではない印象を与え、信頼を得ることができます。

感情理解を基にした情報発信がもたらす差別化

感情理解を基にしたヒアリングは、「自分のニーズを本当に分かってくれる」と顧客に感じさせるための第一歩です。

そして、このヒアリングで得た顧客の本音をオンライン施策(SNS投稿、ホームページ)やオフライン施策(チラシ、地域イベント)に反映させることで、効果的な差別化が可能になります。

「この会社は私の気持ちをよく分かっている!」と思わせる情報発信ができたとき、工務店が抱える集客の悩みは解決されるのです。

それはまさに価格に頼らない差別化戦略が成功した瞬間です。

口コミが自然に増える!工務店が実践すべき3つの仕組み

口コミや紹介は、工務店の集客において非常に強力な武器です。

信頼できる第三者からの評価は、どんな広告よりも顧客の心に響きます。

しかし、自然発生的な口コミや紹介に頼るだけでは、安定した集客を実現するのは難しい時代になっています。

だからこそ、口コミや紹介を積極的に生み出す仕組み作りが必要です。

自然発生的な口コミに頼る限界

かつては、地域密着型の工務店が存在するだけで口コミが広まり、新規顧客を呼び込むことが可能でした。

しかし、現代では次のような背景から、口コミの自然発生が難しくなり工務店集客の悩みが深刻化しています。

  • 地域のつながりの希薄化:隣人同士の交流が減少し、情報を共有する場が失われています。
  • 共働き世帯の増加:多忙な生活の中で、工務店の話題を家族や友人と共有する余裕がありません。
  • 情報過多:インターネットやSNSが普及し、口コミ以外の情報源が豊富にあるため、口コミの影響力が分散しています。

これらの要因に加え、多くの工務店がこうした現状からこのように考えます。

「口コミや紹介は美容室や整体のようなリピート性の高い商品に向いているもので、新築やリフォームといった高額商品には出ない」

この考えが口コミが生まれにくい原因となっています。

口コミと紹介を増やすための一般的な施策

口コミや紹介を増やす施策として、よく挙げられるものには以下があります:

  • 質の高い仕事を提供する
  • きめ細やかなフォローアップを行う
  • 完成記念の写真や花束を贈る
  • 紹介特典としてギフトカードや商品券を提供する

これらは顧客が「感動」や「満足」を感じるきっかけとなり、口コミや紹介を生む可能性があります。

しかし、それだけでは不十分な場合が多いのも事実です。

なぜフォローや特典では口コミ紹介は生まれないのか?

  1. 質の高い仕事が「当たり前」になっている
    多くの工務店が高品質な施工を基本としているため、顧客にとって特別感が薄れています。
    「良い仕事をするのは当然」という認識が広まり、他社との差別化につながりにくいのです。
  2. フォローアップや贈り物の効果が一時的
    フォローアップやギフトの提供は、顧客に好印象を与えるものの、持続的な関係構築や口コミには結びつかない場合が多いです。
    これらの施策はあくまで「点」の接触に留まり、「線」で顧客とのつながりを作るには不十分です。
  3. 紹介特典が「売り込み」と受け取られることもある
    紹介特典を提供することは、場合によっては「紹介を強要されている」と感じさせ、逆効果になることもあります。
    顧客が本当に信頼しているから紹介する、という自然な流れが阻害される可能性があるのです。

口コミと紹介が劇的に増えた方法:仕事抜きのアプローチ

では、どのようにして口コミと紹介を増やせるのでしょうか?

その答えは「仕事抜きのアプローチ」にあります。具体的には以下のような行動が有効です:

1. 目的を外した訪問
通常、「アフターメンテナンスでお伺いしました」と目的を伝えるところを、「奥さんの笑顔が見たくてお伺いしました」と言い換える。

このような親しみやすいアプローチが、顧客との心理的距離を縮めます。

2. ちょっとした贈り物
「親が家庭菜園をしていて、きゅうりがたくさん取れたのでどうぞ」と、何気ない贈り物を届けることで、「この人は仕事以外でも私を気にかけてくれる」と思わせることができます。

3. たわいもない会話
「妻はラーメンは味噌派、私は醤油派で大論争になったんですけど、ご主人はどちら派ですか?」といった日常的な話題で親近感を築くことで、仕事とは別のつながりを感じてもらえます。

「相談されやすい人」になる重要性

口コミや紹介を生む鍵は、顧客に「相談しやすい」と思われる存在になることです。

多くの人は「相談すると注文しなければならないのでは」と気遣い、相談そのものをためらいます。

しかし、頻繁に仕事抜きのアプローチを行うことで、顧客にとって気軽に相談できる相手になります。

ここで重要なのは、「知識が豊富だから相談されるのではない」という点です。

顧客が本当に求めているのは、知識量ではなく「話しやすさ」や「親しみやすさ」です。

知識が生かされるのは、その次のステップです。

最初から知識を披露してしまうと、「売り込み」と受け取られ、逆効果になることがあります。

まずは、相談しやすい雰囲気を作ることが大切なのです。

なぜこれが口コミを生むのか?

「仕事抜きのアプローチ」は、顧客との関係性を深めるだけでなく、「この工務店は他と違う」という印象を強く植え付ける力を持っています。

このアプローチが口コミを生む理由は、顧客の感情や行動に直接働きかける効果にあります。

1. 感情に訴求することで記憶に残る
多くの顧客は、工務店と関わる際に「仕事」の話が中心になることを当然だと思っています。

しかし、仕事に直接関係のない話題や行動(たとえば、季節の野菜を渡す、日常の話題で盛り上がるなど)は予想外であり、新鮮な驚きを与えます。

この「意外性」や「親しみやすさ」が顧客の心に強く残り、「他とは違う特別な工務店」という印象を生み出します。この感情的なつながりが口コミの原動力になります。

2. 顧客が「自分事」として共有しやすくなる
人は、自分が体験して良かったことを他人に共有したくなる生き物です。

「この工務店は家のメンテナンスだけでなく、私たちのことを気にかけてくれる」という体験は、顧客にとって「自分だけの特別な出来事」として感じられます。

この個人的なエピソードが共有されることで、口コミが生まれます。

3. コミュニケーションの力で信頼を築く
多くの工務店が売り上げを上げることに躍起になり、たわいもない話の重要性に気づいていません。

しかし、こうしたコミュニケーションが顧客に与える影響は非常に大きいのです。

例えば、ある職人が新米ながらもマメに顧客に確認を取る姿勢を続けていたところ、顧客から「この職人さん、いい仕事をするわね」と評価されました。

実際の仕事のクオリティだけでなく、コミュニケーションが顧客の認識に影響を与える典型的な事例です。

4. 顧客が「勧める理由」を持てる
「良い家を建ててくれる」というだけでは、顧客が他人に勧める際の具体的な理由としては弱いかもしれません。

しかし、「親しみやすくて話しやすい人がいる」「普通の工務店とは違う気遣いがある」といったエピソードが加わると、顧客は自信を持って知人や友人に勧めることができます。

結果的に、口コミが発生しやすい環境が生まれます。

クライアントの実例
実際、あるクライアントがこのアプローチを採用したことで、口コミと紹介による売り上げが全体の20%から1年で70%にまで増加

工務店集客の悩みの解決に大きく前進させることができました。

この成功の鍵は、「仕事を超えた人間的な関わり」を通じて顧客に信頼され、他者に話したくなるエピソードを生み出したことにあります。

ホームページが営業マンに!地域密着型工務店のオンライン集客法

オンライン施策は、地域密着型の工務店が新規顧客を獲得するための有力な手段です。

しかし、多くの工務店が「ホームページを作れば自然と集客できる」「SNSを使えばすぐに問い合わせが増える」と誤解し、それが工務店集客に悩む要因になっているケースが多く見られます。

ここでは、工務店社長が陥りやすい間違いを挙げ、それを解決する具体的な方法を紹介します。

地域密着型SEOでホームページを最大限に活用する

ホームページを活用する必要性
「今どき、ホームページなんて誰も見ないんじゃないか?」と思う工務店の社長もいるかもしれません。

しかし、現代では多くの顧客が、工務店を選ぶ際にインターネットで情報を調べています。

特に、地域密着型の工務店を探す際には、「〇〇市 工務店」や「〇〇町 リフォーム」といったキーワードで検索することが一般的です。

ホームページは、単なる名刺代わりではありません。

地域の顧客にとって、最初に接触する「営業マン」としての役割を果たします。

しかし、ただホームページを作るだけでは集客につながりません。重要なのは、ターゲットとなる顧客にあなたのホームページを見つけてもらうことです。

例えば、顧客が「〇〇市 工務店」と検索したとき、あなたのホームページが検索結果の上位に表示されなければ、存在しないのと同じです。

この課題を解決するのがSEO(検索エンジン最適化)です。

SEO対策を行うことで、地域の顧客が探している情報に的確に応え、検索エンジンからのアクセスを増やすことが可能になります。

しかし、「どうすれば検索結果の上位に表示されるのか?」といった疑問や、「一生懸命SEO対策をしているが、なかなか上位に上がらない」という声を多く耳にします。

上位表示が難しい原因として、次のようなポイントが挙げられます。

なかなか上位に上がらない原因

  1. キーワードの選定が的外れ
     多くの工務店が競合する「工務店」「リフォーム」などの一般的なキーワードを狙っていますが、競争が激しく、上位表示が難しいのが現状です。
    特に資本力のある大手企業やハウスメーカーに対抗するのは至難の業です。
  2. 狙っている検索キーワードとホームページの内容が一致していない

SEO対策で最もよくあるミスの1つが、「狙った検索キーワード」と「ホームページに書かれている内容」がズレていることです。

例えば、「〇〇市 リフォーム 費用」というキーワードで集客したいのに、ホームページには具体的な費用感や施工事例が書かれていない、あるいは他の情報に埋もれて目立たないといったケースです。

このような状況では、顧客が求める情報を得られないため、検索エンジンからの評価も下がり、検索順位が上がりません。

3. 技術的なSEO対策が不足
 タイトルタグ、メタディスクリプション(検索結果の一覧に表示される「説明文」のこと)、内部リンク、ページの読み込み速度など、基本的な技術的SEOが実施されていない場合、検索エンジンの評価が低くなります。

検索上位を目指すための具体的なアプローチ

上記の問題を踏まえ、検索上位を目指すための具体的な対策をご紹介しましょう。

1. キーワード選定で差別化を図る
 「工務店 リフォーム」といった一般的なキーワードではなく、「〇〇市 耐震補強」「〇〇市 バリアフリーリフォーム」など、地域名と具体的なサービスを組み合わせたロングテールキーワードを狙います。
これにより、競争が緩和され、上位表示の可能性が高まります。

2. 検索キーワードとホームページの内容を一致させる
検索エンジンは、「このページが特定のキーワードに関連している」と判断できる内容を評価します。
そのことから、狙ったキーワードを含むタイトルや見出し、本文の内容を一致させましょう。

3. 技術的なSEOを強化する
・タイトルタグに「地域名+サービス名」を入れる
・メタディスクリプションに具体的なアピールポイントを記載する
・本文にもタイトルタグやタイトルタグに付随するキーワードを不自然な文章にならないよう組み入れる

このようなことでSEOが強化されます。

SEO対策と同時にホームページの内容も集客するうえで重要になってきます。

どのような内容のホームページにすれば問い合わせが得られるかは、この後の事例で解説していますので続けてご覧ください。

SNSの重要性は情報発信ではなくコミュニケーションにある

「毎日インスタを更新して施工事例を投稿しているのに、一年間で一件も問い合わせが来ないんです」

「フォロワーが1万人近くに増えて、いいね!もたくさん付くようになったけど、相談はわずかで、しかもエリア外の人ばかり…」

こうした悩みの声は、SNS集客を試みる多くの工務店からよく聞かれる悩みです。

SNSは手軽に始められる反面、正しい使い方を知らなければ時間と労力ばかりがかかり、成果が見えないまま終わってしまいます。

では、何が間違いで、どうすればSNSを集客に活用できるのでしょうか?

多くの工務店が陥るSNS活用の間違い

SNSを使えば簡単に集客できると考える工務店は少なくありません。

しかし、「情報発信=集客」ではないのが現実です。

ただ投稿を続けるだけでは、フォロワーは増えても実際の問い合わせや集客につながらないケースが多いのです。

以下に、SNS活用で陥りがちな具体例を挙げてみましょう。

よくある失敗例

  1. 施工事例の羅列
    「施工前」「施工後」の写真を投稿し続けるだけでは、見た人が「この工務店にお願いしたい!」と思うきっかけにはなりません。特に、文章がただの説明に留まると、顧客に感情的な共感を与えることができません。
  2. フォロワー数にこだわる
    フォロワーを増やすことに集中するあまり、地元以外のユーザーが大半を占める結果に。これでは、いくらフォロワーが増えても、地元での集客にはつながりません。
  3. 一方的な情報発信
    投稿にコメントがついても返信をしない、フォロワーの投稿にリアクションしない、そもそもフォロワーの投稿は見ない、といった「一方通行の使い方」をしてしまうことで、顧客との関係性が築けません。

SNS集客を成功させる4つのステップ

ではどのようにSNSで情報を発信すれば、集客につなげることができるかを、4つのステップで説明しましょう。

ステップ1:媒体選び
SNSといっても、ブログ、Twitter、Instagram、Facebookなど多岐にわたります。
工務店の集客において「どれを選べばいいのか?」という質問がよくありますが、重要なのは 「自分が使いやすく、続けられるものを選ぶこと」 です。

ステップ2:フォロワーを増やすための基本動作
SNSで集客を成功させるためには、フォロワーの数を増やすことは確かに重要です。

しかし、ただ数を増やすだけでは効果は期待できません。

営業エリア外の人々ばかりをフォローしてしまうと、集客にはほとんどつながらないのが現実です。ではどのようにしたらいいかを説明しましょう。

営業エリアの住民をフォロー
地域名や地元のスポット名をキーワードに検索し、自分の工務店が営業しているエリアに住んでいる人を見つけてフォローします。

地域コミュニティを活用
地域情報を発信している人や、地元のイベントに関する投稿を探してフォローします。さらに、その投稿に反応しているフォロワーをフォローすることで、地域に密着したネットワークを広げられます。

ステップ3:フォロワーとの交流を深める
フォロワーが増えたら、次はコミュニケーションを通じて関係性を築く段階です。SNSは一方的な情報発信の場ではなく、双方向のやりとりを重視しましょう。

具体的なアクション

  • 「いいね」やコメントを積極的にする
    フォローした人の投稿に対して、「いいねを押したり、共感のコメントをすることで親近感を生みます。
    例:「素敵なお庭ですね!この雰囲気、すごく好きです。」
    「そのお祭り、私も行ってみたいと思ってました!」
  • メッセージを送る
    距離を縮められそうな場合には、ダイレクトメッセージでさらに深い関係を築くことも有効です。ただし、いきなり営業目的のメッセージを送るのは避け、日常的な話題から始めましょう。
    例:「先日の投稿で紹介されていたカフェ、素敵ですね😊おすすめのメニューは何ですか?」

ステップ4:情報発信の割合と内容を工夫する
SNSで投稿する際、仕事に関する情報ばかりでは、フォロワーは関心を持ちづらいものです。ポイントは 「プライベート3:仕事2」または「プライベート4:仕事1」 の割合で情報発信をすることです。

なぜプライベート情報が重要なのか?
人はまず「どんな人がこの投稿をしているのか」に興味を持ちます。工務店の社長である前に、「日常を楽しむ親しみやすい人」としての魅力を伝えることで、フォロワーの心を引きつけやすくなります。

  • プライベート投稿例
    「今日は家族と地元のお祭りに行ってきました!たこ焼きが絶品でした😊」
    「趣味の家庭菜園で採れた野菜を料理してみました!」
  • 仕事関連の投稿例
    「新築施工が無事に完成‼️お客様にも喜んでいただけて感無量です(^^)」
    「リフォーム事例を紹介します。地元の素材を使った内装が特徴です💁!」

SNS活用の成功の鍵は「人柄」への共感

SNSで最も重要なのは、投稿を通じて「この人に相談してみたい」と思わせることです。

そのためには、仕事の話をする前に、「人としての魅力」を伝えることが欠かせません。

人柄を伝えることで親近感を持たれ、自然とフォロワーがコメントや反応をしやすい環境が生まれます。

SNSを活用する上で、この「人間心理」を理解することが、集客成功への第一歩なのです。

チラシで地域密着型工務店の信頼を築く!成功の秘訣

オフライン集客の中で最も手軽で効果的な方法:チラシ

オフライン集客の中でも、チラシは最も手軽に始められる方法の一つです。

そして、ターゲットとなる地域住民に直接情報を届けられるため、地元密着型の工務店にとって非常に効果的なツールとなります。

しかし、「ただチラシを配れば良い」というわけではありません。

多くの工務店が効果的なチラシ作成や配布方法を理解しておらず、期待した集客に繋がらず悩みを深くしているのです。

多くの工務店が陥るチラシ活用の間違い

  1. ターゲットを絞らないチラシ
    以前は反応が取れていた、いわゆるカタログ的なチラシが、今ではほとんど効果を発揮しなくなっています。その理由は、売り手としては差別化したつもりが顧客から見ると、どれも似たようにしか見えない点です。

    またカタログ的なチラシが反応を得られない最大の原因は、情報のベクトルが
    ターゲットではなく、自社商品に向いていることです。

    「当社の実績」「使用する素材」など、自社をアピールする内容ばかりでは、お客さんは「自分に関係ない」と感じてしまいます。


    今の時代、チラシを見た瞬間に「自分の悩みに役立つ」と思わせることが重要です。
  2. モノ売りチラシになっている
    多くの工務店が陥りがちなミスの一つが「モノ売りチラシ」になっていることです。現代は、物やサービスが溢れかえっている時代です。そのため、**「素材の品質が良い」「工法が優れている」**といった内容を売りにしても、顧客からすると「どの工務店も同じ」と感じられてしまいます。 

    「どれも同じなら、有名な会社に頼もう」という心理が働き、中小規模の工務店の魅力が埋もれてしまうのです。

  3. 1回の配布で判断してしまう
    多くの工務店が「チラシを1回配布して反応がなかった」とすぐに諦めてしまいます。しかし、大きな決断は一度見ただけで行動に移されるものではなく、何度も目にすることで信頼が生まれ、問い合わせにつながります。ただし、ポイントを外したチラシでは、何度配布しても効果は期待できません。この点については、次のセクションで詳しくお話しします。

効果的なチラシ活用のポイント

  1. ターゲットを絞る:1人の心を掴むメッセージで工務店集客を成功させる

前文でお伝えした、**「ベクトルを商品ではなくターゲットに向ける」**ことが大切です。

しかし、「外壁の汚れが目立ってきた築15年以上の戸建てにお住まいの方へ」というメッセージは、ある程度ターゲットを絞ってはいるものの、まだまだ絞りきれていません。

これではターゲットの感情を動かすことはできません。

では、どうすれば良いのでしょうか?

答えは、1人のターゲットに絞り込むことです。たった1人に向けたメッセージを作ることが重要です。

ここで、「ターゲットを1人に絞ってしまうと、対象が狭まりすぎて、反応が取れてもごくわずかではないか」と心配する人もいるでしょう。

しかし、その心配は無用です。1人の心を掴めない人が、大勢の心を掴むことはできません

まずは、たった1人の人の心を確実に掴むことに集中するべきです。

これができると、たとえドンピシャではない人にもメッセージが響くようになります。

まるで、**餅の1点をつまむと周りが膨らむように、**そのメッセージが広がっていくのです。

ターゲットを絞り、感情にフォーカスすることで、強い訴求力を持ったチラシを作ることが可能になります。

2.1人の心を掴む!物売りではなく感情に響くチラシの作り方

では先程のメッセージ「外壁の汚れが目立ってきた築15年以上の戸建てにお住まいの方へ」を、購入動機と感情を織り交ぜた形にすると、次のようなメッセージになります:


「洗濯物を干しで、ふと壁を見たらゴムみたいなのがビロ〜っとめくれていて…『えっ!なにコレ!』と心配になった奥様へ」

このように、表面的な説明にとどまらず、具体的な状況とターゲットの心の動きを描写することで、読み手に「まさに自分のことだ!」と思わせることができます。

平屋コンパクトハウスを案内する場合も同様です。

説明的な「コンパクトで管理が楽な平屋の家への住み替えを」という表現ではなく、感情に訴えるメッセージを作るのが効果的です:


「階段の昇り降りで大きなケガが心配…段差のない平屋で安心な暮らしを手に入れたい60代のあなたへ」

ターゲットの心に響くのは、商品やサービスの説明ではなく、感情に寄り添ったメッセージです。

目を引くチラシを作るには、ターゲットの購入動機となる感情を的確に捉え、それをベースにメッセージを届けることがカギとなります。

3.チラシで信頼を育むには「継続性」がカギ

チラシは1回配っただけでは、大きな反響を得ることは難しいことがあります。

しかし、それで諦めてしまうのは非常にもったいないことです。

反応が薄い場合、別のエリアに配布するという選択肢もありますが、同じエリアに何度も継続して配布することを強くおすすめします。

なぜ継続配布が効果的なのか?

人は知らない会社や知らない人には反応しにくいという心理を持っています。

1回目のチラシ配布では、「こんな会社があるんだ」と認識されるだけで終わることが多いですが、2回目、3回目と配布を重ねることで、「知っている会社」へと変わり、信頼感が徐々に高まっていきます

この信頼感の積み重ねこそが、問い合わせや反響につながる大きなカギです。

さらに、顧客の関心はタイミングによって変化します。

たとえば、1回目に配布したときは「リフォームなんてまだ先の話」と思っていた顧客が、2回目や3回目の配布時に「そろそろリフォームを考えようかな」と思い始めることもあります。

このように、顧客の関心が高まるタイミングに合わせてチラシが届くことが重要なのです。

チラシで問い合わせを得るには継続性がカギ

ただし、どんなチラシでも繰り返し配布すれば効果が出るわけではありません。以下のポイントを押さえないと、何度配布しても反応が得られない場合もあります

  1. 同じ内容のチラシを使い続けない
     同じチラシを繰り返し配布しても、ターゲットに刺さらない内容であれば何度見てもスルーされてしまいます。

    そこで、配布のたびにターゲットを見直し、異なる切り口でチラシを作成することが重要です。

  2. ターゲットの感情を理解したメッセージ
     前述した「ターゲットの感情を理解する」というポイントが、継続配布においても大切です。

    たとえば、「築30年以上の家に住む家族が抱える不安」を具体的に表現したり、「冬の寒さ対策ができていない家庭」に向けた訴求をしたりすることで「このチラシは自分に関係がある」と感じてもらえます。

  3. 効果を測定して改善する
     配布したチラシがどの程度反響を生んだのかを確認し、必要に応じて内容やデザインを改善します。

    「反応率の良いエリア」や「配布タイミング」などをデータとして蓄積し、次回の配布計画に生かしましょう。

継続配布で信頼と反応を育てる

継続的に配布することで、ターゲット層の感情やニーズを理解し、チラシの内容を最適化するスキルが自然と身についていきます。

これにより、配布するたびに反応率が向上し、問い合わせ件数が増えていくはずです。

ポイントは、諦めずに継続することです。

そして、ただ配り続けるのではなく、ターゲット層を深く理解し、チラシを「育てていく」意識を持ち改善し続けることが成功への近道となります。

チラシを通じて「この会社は信頼できそうだ」と感じてもらうことで、工務店としてのブランド力も自然と高まっていくでしょう。

成功事例:集客に成功した工務店

ここでは集客に悩んでいた工務店社長が成功にたどり着くことができたTwitter集客、ホームページ集客、チラシ集客の3つの事例を紹介しましょう。

きっとあなたの成功がイメージできる事例があるはずです。

工務店集客の事例1:Twitterで集客に成功した工務店

多くの工務店が直面するSNS運用の壁

今や多くの工務店がSNSを活用して情報発信を行っています。しかし、継続的に投稿を続けられる工務店はその中のごく一部に過ぎません。

さらに、継続したとしても売上につながらず、途中でやめてしまうケースも多く見られます。


そんな中で、茨城県の地方都市に拠点を構える工務店T氏はTwitterを活用して集客を成功させています。一体どのようにして成果を上げたのでしょうか?

Twitter経由で月2~3件の問い合わせを獲得

Twitterを活用してT氏は、月に2~3件の問い合わせを獲得するようになりました。その中には、小規模なリフォーム(15万円程度)から2,000万円規模の大型案件も含まれています。

Twitterを選択した理由としてT氏はこう言います。

「私の営業エリア内で、インスタをやっている工務店は何社もあったんですが、本格的にTwitterをやってる工務店がなかったからです。それを見つけたとき、Twitterで行こう!と決めました」

T氏のTwitter活用3つのポイント

T氏から学べるTwitter活用のポイントは以下の通りです:

  1. 投稿頻度を保つ
    1日5投稿を目安に、継続的な発信を行っている
  2. フォロー増やし
    自社の営業エリア内に住んでいると思われる人を中心にフォローしていく
  3. 投稿内容
    家族のことや趣味のことなどプライベートな話が8割で、仕事に関することは2割
  4. コミュニケーションを図る
    単に1日5投稿するだけでなくフォローをした人が投稿したら「いいね」をしたりコメントをしコミュニケーションを図る。これも毎日実践する

T氏のSNS集客成功の要因は?

T氏がSNS集客で成功した要因は、他社が見落としがちな「関係づくり」に徹底的に注力した点です。

多くの工務店は施工写真やお役立ち情報、プライベート情報の投稿に頼りがちですが、情報過多の現代ではそれだけでは響きません。

T氏は、毎日十数人をフォローし、いいねやコメントを通じて相手とのコミュニケーションを欠かさず続けました。

この地道な取り組みにより、単なるフォロワーではなく人間関係を築き上げたのです。こうした戦略が、信頼感を生み、問い合わせにつながった最大の要因と言えます。

工務店集客の事例2:問い合わせゼロから4ヶ月で契約率100%!ホームページ集客成功事例


現在、多くの工務店が集客の一環としてホームページを運用しています。

しかし、「サイトを作ったけれど問い合わせがない」という悩みを抱える工務店も少なくありません。

施工実績や会社情報を掲載するだけでは顧客の心に届かず、問い合わせに繋がらないケースが多いのが現状です。

静岡県で建築業を営むK氏も、その悩みを抱えていた一人でした。

5年間、問い合わせゼロのホームページ

K氏は、チラシに依存していた集客方法からインターネットへ切り替えようと、ホームページを専門業者に依頼して制作。

しかし、完成後5年間にわたって問い合わせはゼロのままでした。ホームページを見直すきっかけもなく、存在すら忘れていた時期もあったほどです。

その原因を分析すると、サイトの内容が自社の施工の良さを一方的にアピールするもので、顧客視点や感情に寄り添った内容が欠けていた点にありました。

リニューアルで生まれ変わったホームページ

弊社がリニューアルを担当するにあたり、リニューアルした具体的内容をお伝えします。

  • 根拠のあるコンセプトに変更
    リニューアルにあたり、K氏に「これまでお客様からどんな言葉をもらったときに一番嬉しかったか?」と尋ねたところ、「相談できる人と出会えてよかった!」と言われた経験を挙げました。この言葉を基に、新しいキャッチコピーを「相談できる人と出会えてよかった!と言われる、あなたの身近な工務店」と設定しました。
  • コンセプトに沿ったプロフィールに変更
    そしてプロフィールに、なぜ「相談できる人と出会えてよかった!」と言われることにやりがいを感じるのか?反対にやりがいを感じないのはどんなときか?などK氏の本音を引き出し、それをコンセプトにしたプロフィールに変更しました。
  • ターゲット設定
    今までのホームページはターゲットを広く設定したものだったので、「たった一人の顧客」に設定しました。その顧客が「相談できる人と出会えてよかった!」と言った人です。

    の人の悩みや願望に応えるメッセージをサイト全体に反映しました。
  • 人間関係に焦点を当てた顧客事例に変更
    また、施工事例のページも大幅に改編。従来のように施工の質や技術をアピールするのではなく、顧客が「K社長と出会えて良かった!」と思ったエピソードや、K氏自身がその顧客と出会えて嬉しかったことを紹介するそういった、人間関係に焦点を当てた内容に変更しました。

4ヶ月後に3件の問い合わせがすべて契約に

リニューアルから4ヶ月後、ホームページ経由で3件の問い合わせがあり、そのすべてが契約に結びつきました。

K氏はこう言います。

「私は根っからの職人気質で営業が苦手なので、ホームページから来るお客さんが契約になるか心配してたんですが、初めて会うお客さんなのにずっと昔から私のことを知っていたかのように心をオープンにして話してくれるので驚くどホスムーズに契約になりした」

その3件の契約の総売上は2,000万円に達し、そのうちの1人の顧客はこう語ります。

「いろんなホームページを見てもなかなかしっくり来るところがなくて。でもKさんのホームページを見たとき、この人にお願いしようと、お会いする前に決めていました

K氏のホームページ集客成功の要因は?

K氏が成功したのは、「顧客視点」に立ったサイト運営を徹底したからです。

施工実績や工法、施工技術のアピール、お役立ち情報だけに頼らず、顧客との関係づくりを重視したメッセージを発信した結果、信頼感を育み、問い合わせから高い成約率を達成しました。

工務店集客の事例3:ポスティングで月800万円の売上を安定させた成功事例

ポスティングは、コストを抑えて地域密着型の集客ができる手法として多くの工務店が採用しています。

しかし、「枚数を増やしても反応がない」「チラシを作り変えれば少し反応はあるけど長続きしない」といった悩みを抱える工務店も少なくありません。

その原因の多くは、チラシ内容のベクトルが自社に向いている点にあります。栃木県で建築業を営むN氏も、同様の問題に直面していました。

苦境の中で見つけた集客の転機

N氏は、リフォーム会社での5年間の営業経験と、会社で学んだチラシ集客を活かして独立しました。

マーケティングセミナーで学んだニュースレターをチラシに添え、毎月3000枚をポスティングする地道な努力を続けましたが、、結果は芳しくありませんでした。

売上は月30万円から300万円と大きな幅があり、月間の平均売上は100万円にも届かず、安定した収益を得られない日々が続き、貯金を切り崩しながら妻と子どもの生活を支えていました。

しかし独立から3年目、限界を感じ始めた頃に私と出会い、状況を変える転機を迎えることになります。

問題点の発見と改善

  • チラシのベクトルの見直し
    課題: N氏のチラシは、自社施工のメリットやリフォームメニューを羅列した内容で、顧客に響きませんでした。

解決策: ベクトルを自社から顧客に向けるコンセプトへと転換。以下の点の改善を行いました:

  • 季節に合ったニーズの把握:
    N氏に、6月に多かった問い合わせ内容を確認したところ、雨樋修理が多いことが判明。
  • 具体的な顧客像の設定:
    実際に雨樋修理を依頼した顧客で、一番困っていた人のエピソードを詳しく聞き取り。
  • 顧客の問題と感情に寄り添うコンセプト作り:
    顧客の困り事や不安を整理し、それに応えるメッセージを作成。

そこで、このようなチラシのコンセプトができました。

「雨が降るたびポタポタ音で寝不足…雨樋が壊れてるだけ?屋根が壊れてるの?と心配なあなたへ」

このコンセプトに基づき、実際に顧客が話した言葉を反映させ、さらにその言葉に対してN氏が気にかけた言葉を添えました。

そして、その悩みを解決する具体的な提案や、「追加工事一切なし」といった安心感を与える要素を盛り込みました。

こうして、顧客が安心して問い合わせできるようなチラシを作成。

その結果、まるでその顧客一人だけに語りかけるようなメッセージ性のあるチラシに仕上げました。

 なぜお役立ち情報はN氏が伝える必要があるのか?

N氏がチラシとともに配布しているニュースレターには改善の余地がありました。

その内容は主に、N氏のプライベートなエピソードと暮らしに役立つ情報の2つで構成されていました。

しかし、新規の顧客がN氏のプライベートに興味を持つかと考えると疑問が残ります。

また、お役立ち情報についても、特別な内容でない限り、新規顧客の興味を引くことは難しいと判断しました。

現代では、スマホで検索すれば専門性や権威性のある情報を簡単に手に入れることができます。

そのため、一般的な暮らしの知恵をニュースレターで伝える必要性は薄いと言えます。

そこで、ニュースレターの目的を再定義し、内容を大幅に見直しました。

・改善ポイント:ニュースレターを「お便り」へ

ニュースレターの内容を次のように変更しました。

読者を気にかけた季節の挨拶

季節ごとのちょっとした気遣いを感じさせるメッセージを添え、親しみを持たせる。

身近な人を気にかけたエピソードの紹介

N氏が家族や仕事仲間を思いやる心温まる話を伝えることで、微笑ましい印象を与える。

これにより、ニュースレターは「情報提供」から「お便り」としての役割にシフトしました。

自分以外の人を気にかけるN氏の姿勢をさりげなく伝えることで、受け取った人が「Nさんは気にかけてくれる人だ」という印象を抱きやすくなり、相談のハードルが下がる効果が期待できます。

・同じ家への定期配布で問い合わせ数を大幅アップ!

N氏は毎月、チラシとニュースレターをセットにして3,000件に配布していましたが、配布先が固定されていないため、新規顧客の記憶に残りにくいという課題がありました。

このままではチラシの内容を改善しても効果が見込めません。

そこで、ポスティングする家を固定し、住宅地図に記載して管理する方法を導入しました。

毎月同じ家に配布することで、最初は反応がなくても3ヶ月目や6ヶ月目に問い合わせが来る可能性が高まるのです。

 既存客へのフォローを強化

N氏には、既存客にもポスティングを実施するよう提案しました。

当初は「独立してまだ3年ではリピートは期待できない」と考えていたNさんですが、チラシの目的を「気にかける姿勢を伝えること」に切り替え、短い挨拶や声掛けを添えて手渡しする方法に変更。

これにより、ポスティング枚数を3,000件から1,000件に絞り、量より質を重視した結果、既存客との関係が深まりました。

安定した月800万円の売上を達成

  • 成果: 改善を実施した結果、N氏の売上は毎月800万円を安定して達成しました。
  • 成功の鍵: これまで意識していなかった“気にかける”姿勢を取り入れたことが、大きな要因でした。

N氏はこう振り返ります:

「ご主人を亡くされたお客様に『少しでも笑顔になれるよう、しっかりと仕事をします』と伝えたら、『そう言ってくれる人がそばにいてくれて嬉しいわ』と涙を流されました」。

この経験を経て、N氏は売上だけに注力していた以前の自分から、「お客様の笑顔を願う」という姿勢に変わったと語ります。

Nの成功のポイント

N氏が成功した最大の要因は、「1人の顧客」に絞ったチラシ内容と、定期的かつ戦略的な配布方法、そして既存客への気にかけを取り入れたことです。

波のある集客から、安定した売上基盤を築く方法として、N氏の事例は大いに参考になるでしょう。

いかがでしたでしょうか?工務店集客に悩む経営が復活するきっかけがこの記事で掴むことができましたら幸いです。

効果的な工務店チラシ作成で集客を最大化!成功事例とデザインのコツ

工務店の集客に欠かせないチラシ。しかし、ただ配布するだけでは効果は期待できません。

本記事では、集客を効果的に最大化するためのチラシ作成のポイントを、具体的な事例を交えながら解説します。

✔ 新聞折り込みの効果は実際どうなのか?
✔ 効果的なデザインのコツとは?
✔ ポスティングの配布方法や費用対効果の見極め方は?

さらにはチラシを活用して紹介を獲得する方法まで、工務店経営者が押さえておくべき情報を徹底的に網羅しました。

なぜチラシが工務店集客に有効なのか?

チラシのメリットとデメリットを理解する

チラシは、様々なマーケティング手法がある中で、地域密着型ビジネスを展開する工務店にとって、非常に有効な集客ツールとなりえます。

御社の営業エリアへ直接情報を届けられるため、ターゲットとする顧客層へピンポイントにアプローチできる点が大きなメリットです。

しかし、チラシ集客の効果を最大化するためには、その利点だけでなく、欠点についてもきちんと理解しておくことが重要です。

その最大の欠点は、ターゲットのニーズや関心に沿わないチラシでは、1万枚配布しても反響がゼロということが頻繁に起こり得る点です。

これはチラシに限らず、不適切な場所に設置された広告看板や、興味のない人に送りつけたDMと同じで、受け手に響かなければ無視されるリスクが高いのです。

しかしご安心ください。

次に紹介するポイントを押さえれば、チラシは非常に有効な集客ツールに変わります。

実際にある工務店では、チラシ100枚から3,000枚を配布することで、1件の問い合わせを確実に得ることに成功しています。

では、有効なチラシ作りのポイントを具体的に見ていきましょう。これを参考に、反響のあるチラシを作成してください。

チラシのターゲットと目的を明確にする

チラシを作成する際、最も重要なのは「ターゲット」と「目的」を明確にすることです。

この2つが曖昧なままでは、誰にも響かない、効果のないチラシになってしまいます。

ターゲットを具体的に設定する方法
ターゲット設定は、「マイホームが欲しい人」といった漠然とした層を設定するだけでは不十分です。

具体的には、次のような要素を考慮する必要があります:

  • なぜマイホームを購入しようと思ったのか?
    1人の具体的な顧客像を設定し、その人が抱える感情や状況を深く理解します。
  • 顧客の感情が最も動いた瞬間を把握する
    人は感情が動いたときに行動を起こします。この点を把握しなければ、無反応のチラシになってしまいます。

例えば:

  • アパート住まいの例
    子供が大きくなり、騒音で隣の住人に迷惑をかけたり苦情を受けたことがきっかけで、マイホーム購入を考えた。
  • リフォームの例
    隣家が外壁工事をして綺麗になった結果、自宅がみすぼらしく見えてしまい、リフォームを検討するようになった。

このように、顧客の具体的な状況や感情を反映させることが重要です。

目的を明確にする
ターゲットを設定したら、次に「目的」を明確にします。

目的とは、そのチラシを見たお客さんにどのような行動を取ってもらいたいのかを指します。具体的には以下のような例が考えられます:

  • 現場見学会への来場
  • 相談会への参加
  • 問い合わせの獲得

ターゲットが抱える感情を把握し、そこに寄り添ったメッセージを伝えること。そして、明確な目的を設定して行動を促すチラシを作成することが、成功へのカギとなります。

ターゲットに響くストーリー構成を作る4ステップ

チラシは、単なる情報伝達の手段ではありません。受け取った人の心を動かし、行動を促すためのストーリーが必要です。

ステップ1:ターゲット層を明確にする

  • チラシの冒頭部分でターゲット層を明確にします。
    → 受け取り手が「これは自分に関係のある情報だ」と認識することで、興味を持って読み進めてくれる可能性が高まります。

ステップ2:共感を得るストーリーを作る

  • ターゲット層が抱える悩みや課題を提示し、共感を得ます。
    → その課題を解決できる自社の強みや提供するサービスを具体的に提示し、専門用語を噛み砕きターゲットが理解できるよう伝えましょう。

ステップ3:信頼感を高める要素を加える

  • ターゲットの感情を読み取り、それを代弁する共感の言葉を伝えます。
    → これにより、信頼感と安心感を顧客に与えることができます。

ステップ4:行動を促すメッセージを追加

  • 最後に、問い合わせや相談会への参加を促す明確なメッセージを記載します。
    具体的な行動を促すことで、次のステップへの橋渡しを行います。

このように、ストーリー性を持たせた構成でチラシを作成することで、より多くの顧客の心を掴み、集客効果を高めることができます。

単に情報を羅列するのではなく、読み手の感情に訴えかけるような構成を意識しましょう。

効果的なチラシデザインのポイント

チラシのデザインには、ターゲットの目を引き、内容に目を通してもらうための基本原則を守ることが求められます。

以下に、工務店のチラシを最大限に活用するためのデザインポイントを紹介します。

1. デザインの目的とは?

多くの工務店チラシが「おしゃれなデザイン」にこだわりすぎて、結局はどれも似たような印象を与えてしまうことがあります。

これではターゲットの興味を引くことができず、情報が埋もれてしまいます。

デザインの目的は、受け取った人が思わず「なんだろう?」と手を止めてチラシを読むきっかけを作ることです。

そのためには、過度に凝ったデザインではなく、シンプルかつターゲットにとってわかりやすいデザインが効果的です。

2. 視認性を高める工夫をする

工務店の顧客層に合わせた視認性の高いデザインを心がけましょう。特に、住宅建築やリフォームを検討する世代に配慮した工夫が必要です。

文字の大きさやフォント

  • 高齢者がターゲットの場合、大きな文字と読みやすいフォントを選ぶことが重要です。
  • 文字色と背景色にコントラストをつけ、内容が一目でわかるように工夫しましょう。

情報の整理とレイアウト

  • 情報に優先順位をつけ、見出しやサブタイトルで視線を誘導します。
  • 優先順位が低い情報は、詳細を追記する形で控えめに配置します。
  • 余白を適切に使い、詰め込みすぎず、ゆとりのあるデザインを目指しましょう。

3. デザインツールを活用する

デザインに自信がない場合でも、プロのようなチラシを作ることは可能です。

Canvaなどのデザインツールを使えば、工務店専用のテンプレートを活用しながら簡単に高品質なチラシを作成できます。

さらに、他社の成功事例や人気のデザインを参考にすることで、自社のチラシに活かせるアイデアが見つかることもあります。

これらのツールを使えば、手間をかけずにデザインの幅を広げることができるでしょう。

しかし必ずしもプロのようなチラシが反響を得られるとは限りません。

素人が作ったようなチラシが親しみや安心感を生み反響を得られることもあります。

そのようなことから、どのようなデザインが反響を得られるのかテストをすることが必須となります。

4. 手書きデザインで親しみやすさを演出

スマートフォンやデジタルメディアが普及する中で、あえて手書きデザインを採用することで他社との差別化を図ることができます。

手書きデザインの利点

  • 手書きの文字やイラストは、温かみや人間らしさを感じさせ、工務店の親しみやすさを伝えることができます。
  • 顧客に「この工務店は気さくで信頼できる」と感じてもらえる可能性が高まります。

注意点:雑な印象を与えない

  • 手書きが雑だと「仕事も雑なのでは?」と思われるリスクがあります。
  • 字の上手さは関係なく、ゆっくり丁寧に書くことで信頼感を与えられます。

5. チラシは工務店の信頼感を伝えるツール

工務店のチラシは、単なる情報発信だけでなく、会社の信頼感や価値観を伝えるツールでもあります。

視認性を高める基本原則を守りつつ、親しみやすさや誠実さを伝える工夫を加えることで、顧客にとって魅力的なチラシを作成することが可能です。

これらのポイントを押さえたチラシデザインにより、工務店の集客効果を最大化させましょう。

工務店チラシに施工写真や構造イラストは効果的?

工務店のチラシのポイントにおいて一般的にこのように言われています。

「施工事例の写真や構造イラストを掲載することが非常に効果的」

チラシに写真やイラストを使うことは、視覚的な訴求力を高めます。

しかし現実は、どんなにたくさんの施工事例の写真をチラシに掲載しても、それで集客数が伸びたという話は聞いたことがありません。

施工事例の写真で効果を発揮していたのは「昭和時代の話」です。

令和時代の現代では、情報が溢れ、選択肢が豊富な顧客にとって、施工事例の写真はどれも似たり寄ったりに見えます。

結果として、顧客は差別化を感じられず、最終的には名前の知れた大手を選んでしまうことが多いのです。

では、今の時代において、何が本当に効果的なのでしょうか?

それは「寄り添い」です。

現代の顧客が抱える最大の不安は、「自分の話を本当に聞いてくれるのか」「売りたいものを押し付けられるのではないか」という点です。

この不安を払拭するには、施工事例や美しいイラストではなく、あなたの人間性や人柄を伝えることが重要です。

例えば、以下のようなチラシの内容が、顧客に寄り添う姿勢を示します:

  • 実際の会話エピソード:「あるお客様が、『今までもう少しお金を貯めてから、と考えていたんですが友人に、俺達ローンを組める最後の年齢だぞ、と言われて本当?という気持ちと払い続けられるか不安で』と話されていました」
  • 顧客の声を反映したメッセージ:「お金がかかることはどうしても『もう少し後で』と思ってしまいますよね。それが友人からから『最後の年齢』なんて言われたら、『やっぱり今動かないとダメかな…』と焦る気持ち、わかります」
  • 人柄が伝わる写真や文章:「スタッフがどのように対応しているかを紹介し、『この人なら安心して相談できそう』と思う写真や文章の内容。」

つまり令和時代の工務店チラシに必要な要素は次の3つということです。

  • 機能や構造、事例といった”コト”ではなく”ヒト”を伝える
  • 「お客様に寄り添う姿勢」を伝える具体的な言葉や事例を掲載する。
  • 人柄や価値観を感じられるエピソードを積極的に活用する。

これらの要素を取り入れることで、令和時代の顧客に共感され、選ばれるチラシを作ることができます。

目を引くキャッチコピーを作成する

キャッチコピーは、工務店チラシにおいて最も重要な要素の一つです。

それは顧客がチラシを手に取った瞬間、「これは私のことだ!」と直感的に感じさせる力を持っています。

しかし、ターゲットが誰なのかを明確にしないまま作られたキャッチコピーでは、その効果を十分に発揮することはできません。

ターゲットを「感情」で絞り込む

「誰に伝えたいのか」を考える際、単に「新築住宅を考えている人」や「リフォームを検討している人」といった広範な属性では不十分です。

なぜなら、情報が溢れる今の時代では、漠然としたメッセージは他の広告に埋もれてしまうからです。

重要なのは、「感情」に焦点を当てたターゲット設定です。人は感情が動いた瞬間に行動を起こします。

そのため、キャッチコピーは顧客の感情を掴むものでなければなりません。

例えば:

  • **顧客の動機が「不安」**の場合:
    「『住宅ローンを組める最後の年齢』って本当?支払えるか不安なあなたへ」
  • **顧客の動機が「迷い」**の場合:
    「敷居で転んで顔にアザ…歳なんでヒートショックが心配…冬まで温かく安全な家にしたいけれど、リフォームか新築かで迷っているあなたへ」

こうしたキャッチコピーは、ターゲットの感情を直接刺激し、行動を促します。

感情に刺さるキャッチコピーが広がる理由

「一人の感情に寄り添ったキャッチコピーでは、多くの人に響かないのでは?」と心配するかもしれません。

しかし、実際には逆です。

一人の心に深く刺さるメッセージは、その背後にいる多くの似た感情を持つ人々にも共感を生み出します。

例えるなら、餅の一点を摘むと全体が膨らむように、特定の感情を深く掘り下げたキャッチコピーは、大衆の心にも届きます。

短く、覚えやすく、顧客目線で作る

キャッチコピーは短く、覚えやすい言葉であることが重要です。

  • 悪い例:「私たちは最先端技術で建てる高品質な住宅をご提案します」
  • 良い例:「家族が集う家、それが私たちの提案です」

また、競合他社との差別化を図るには、「顧客理解」を基にしたキャッチコピーが効果的です。

「施工技術」や「規模」を訴求するコピーよりも、顧客が「自分のために作られた」と感じる内容が求められます。

鍵は顧客の声を聞くこと

キャッチコピー作成は、時間をかけてひねり出すものではありません。一生懸命考えた言葉は、どうしても売り手目線になりがちです。

顧客に「なぜ購入を考えたのか」「どんな悩みや感情があったのか」を直接聞き、その声を反映することが成功のカギとなります。

  • 悪いキャッチコピー:頭で考えた「家族の笑顔があふれる家づくり」という抽象的な表現
  • 良いキャッチコピー:顧客の声から生まれた「子どもたちが走り回れる家をつくりたいとお考えのあなたへ」

感情を掘り下げたコピーが成功への道

キャッチコピーづくりの本質は「顧客の感情を理解すること」にあります。

感情に訴える短いメッセージを届けることで、チラシがターゲットの心に響きます。

そして、その結果として集客効果が大きく高まるのです。令和時代のキャッチコピーは「誰の心に届けるか」を深く考えることから始まります。

反響を呼ぶチラシにするための具体的な施策

相談会や見学会への誘導を促す

チラシの目的は、最終的に顧客からの問い合わせや契約に繋げることですが、いきなり契約を促すのではなく、まずは相談会や見学会などのイベントへ誘導することが重要です。

見込み客との最初の接点を作ることで、信頼関係を構築しやすくなり、その後の契約に繋がる可能性が高まります。

相談会や見学会では、顧客の悩みや疑問を直接聞くことができるため、よりパーソナライズされた提案が可能です。

また、実際に自社の住宅や施工事例を見てもらうことで、顧客に安心感を与えることができます。

例えば、「今だけ!現場の裏側を大公開する見学会」を開催したクライアントがいます。

この見学会では、住み心地やデザインを感じてもらうだけでなく、普段は見られない施工現場の裏側を公開したり、職人や設計担当者と直接対話できる機会を設けました。

こうした工夫により、顧客は家づくりのプロセスや職人とのコミュニケーションを体感することができ、より具体的な信頼感と納得感を得られます。

が知っておくべき価値のあるポイントとなります。

そしてチラシには、相談会や見学会の日時や場所、予約方法などを分かりやすく記載することもポイントです。

また、相談会や見学会の様子、参加者の喜びの声、参加者の笑顔やリラックスした雰囲気をチラシに掲載し、「気軽に相談できる」という印象を与えることで、顧客は安心して参加することができます。

チラシは、顧客と最初の接点を作るための重要なツールです。

魅力的な目次や内容構成を工夫しながら、相談会や見学会への参加を促すような魅力的なチラシを作成しましょう。

特典やキャンペーン情報を掲載する

チラシに特典やキャンペーン情報を掲載することは、顧客の行動を促す上で非常に効果的です。

チラシを見た人限定の特典やキャンペーンを用意することで、顧客は「今、行動しないと損をする」と感じ、問い合わせや相談会への参加を検討する可能性が高まります。

特典やキャンペーンは、顧客にとって魅力的なものである必要があります。

例えば、建築費用からの割引、住宅設備のグレードアップ、無料の設計相談など、顧客のニーズに合った特典を用意しましょう。

また、特典やキャンペーンには、期限を設けることも重要です。

「〇月〇日まで」といった期限を設けることで、顧客の行動を促すことができます。特典やキャンペーンの内容は、ターゲット層に合わせて検討しましょう。

例えば、若い世代をターゲットにする場合は、住宅設備のグレードアップや、インテリアコーディネートのサービスなどが喜ばれます。

また、高齢者をターゲットにする場合は、バリアフリー工事の割引や、介護リフォームに関する特典などが効果的です。

地域密着型の工務店の場合は、地域に根差した特典を検討することも有効です。

例えば、地域の特産品をプレゼントしたり、地域のイベントと連携したキャンペーンを実施したりすることで、地域住民からの親近感や信頼感を得ることができます。

特典やキャンペーンは、顧客の行動を促すための有効な手段です。ターゲット層のニーズを理解し、魅力的な特典やキャンペーンを用意しましょう。

お問い合わせへのハードルを下げる

チラシを見て興味を持った顧客が、スムーズに問い合わせができるように、お問い合わせへのハードルを下げる工夫が必要です。

電話番号やメールアドレスだけでなく、LINEやQRコードなど、多様な問い合わせ方法を記載することで、顧客の利便性を高め、お問い合わせへの心理的なハードルを下げることができます。

特に、若い世代は、電話での問い合わせを避ける傾向があるため、LINEやメールなどのツールでの問い合わせを好むことが多いです。

また、QRコードを掲載することで、スマートフォンから簡単に自社のホームページにアクセスしたり、問い合わせフォームに移動したりすることができます。

さらに、問い合わせフォームは、できるだけシンプルな構成にすることが重要です。

必須項目をできるだけ少なくし、入力しやすいフォームを作成し、問い合わせフォームの送信ボタンは、目立つようにデザインしましょう。

このようにお問い合わせ方法を複数用意することで、顧客は自分にとって最も都合の良い方法で問い合わせをすることができます。

お問い合わせへのハードルを下げることは、機会損失を防ぐ上で非常に重要です。

効果測定と改善でチラシの効果を最大化

配布方法と費用対効果を分析する

チラシを作成したら、次はどのように配布するかを検討する必要があります。

新聞折込、ポスティング、フリーペーパーへの掲載など、さまざまな配布方法が存在します。

それぞれの特徴や利点・課題を理解し、自社のターゲット層や予算、目的に最適な方法を選択することが重要です。

以下では、各配布方法について詳しくご紹介します。これを参考にしながら、最適な手段を見つけてください。

新聞折込でチラシを配布する

新聞折込は、広範囲の地域にチラシを配布できるというメリットがあります。

新聞の購読率は、2020年で61.3%と、10年ほどで約23%減少していますが、購読している層は、高齢者が多いという特徴があり、高齢者をターゲットとする場合は有効と言えます。

ポスティングは、自社でエリアを自由に選びチラシを配布できるため、地域密着型の工務店にとって有効な配布方法です。

チラシをポスティングする

ポスティングには主に以下の2つがあります。

  1. ポスティング業者に依頼する
  2. 自社で配布し、パートやアルバイトを雇用して配布してもらう

どちらの方法を選ぶにしても、それぞれの特性と注意点を理解し、適切な運用を行うことが重要です。

ポスティング業者に依頼する場合

ポスティング業者を利用する場合の最大のメリットは、手間を大幅に削減できる点です。

広範囲に効率的にチラシを配布できるため、人員不足の会社にとっては有効な選択肢となります。

しかし、依頼する業者の選定には慎重さが求められます。

適切な業者を選ばないと、配布が不十分だったり、チラシがターゲットに届かなかったりするリスクがあります。

自社で配布する場合

パートやアルバイトを募集してチラシを配布する方法もあります。この方法は、コストを抑えつつ、配布エリアを細かくコントロールできる利点があります。

ただし、雇用した人がどのように配布するかをしっかり伝え、管理することが大切です。

成功のカギは「気持ち」を込めた配布

ある工務店の事例では、社長自身が配布したチラシでは必ず問い合わせがあるのに、社員が配布すると一件も反響がなかったという話があります。

その社長が語った理由は、「気持ちの入れ方が違う」というものです。これは珍しい話ではなく、多くの現場で耳にする実例です。

バラ撒くより一件一件、丁寧に配布する

ポスティングの成功には、ただ配布するだけでなく、「誰に届けるか」「どう届けるか」に心を配ることがポイントです。

一件一件を大切にし、顧客への感謝や誠実な思いを込めることで、チラシの受け取られ方が変わり、結果的に反響率が高まります。

特に、以下のような工夫が効果的です:

  • ターゲットに応じた配布エリアの選定
  • 手書きメッセージや簡単な挨拶を添える工夫
  • ポストに丁寧に投函する配布スタッフの育成

フリーペーパーにチラシを折り込む

フリーペーパーとは、地域密着型の情報や生活に役立つ内容が掲載された紙媒体の広告物です。

配布エリアや頻度、広告料金は地域ごとに異なります。

またフリーペーパーにチラシを折り込むメニューがないケースもあるため、利用を検討する際は、事前に配布元に問い合わせて詳細を確認しましょう。

チラシの効果を計測する

チラシを配布したら、必ず効果測定を行いましょう。

効果測定をすることで、チラシのどの部分が効果的だったのか、どの部分を改善する必要があるのかを把握することができます。

効果測定の方法としては、チラシに問い合わせ番号を記載したり、QRコードを設置したりすることが挙げられます。

問い合わせ番号を記載しておけば、電話で問い合わせてきた顧客に、どのチラシを見て問い合わせたのかを尋ねることができます。

また、QRコードを設置しておけば、どのチラシから自社のホームページにアクセスしたのかを追跡することができます。

さらに、アンケートを実施することも有効です。

チラシを見て来店した顧客に、アンケートに回答してもらうことで、チラシの効果をより詳しく分析することができます。

効果測定の結果に基づいて、チラシの内容やデザイン、配布方法などを改善していくことで、より高い集客効果が期待できます。

効果測定をせずに、チラシを配布し続けることは、非効率です。必ず効果測定を行い、改善を繰り返していくことが重要です。

効果測定をすることで、次回のチラシ作成に活かすことができます。

また、効果測定の結果は、他の集客方法の改善にも役立ちます。

チラシ以外の集客方法も検討する

チラシは、地域密着型の工務店にとって有効な集客ツールですが、チラシだけに頼るのではなく、他の集客方法も組み合わせることで、より効果的な集客が期待できます。

ホームページやSNS、MEO対策などオンラインでの集客も、できる範囲で積極的に取り入れましょう。

ホームページは、自社の情報を発信する重要なツールです。会社概要、施工事例、お客様の声などを掲載し、顧客に安心感を与えるようにしましょう。

さらに、ブログやコラムなどを掲載することで、SEO対策にも繋がります。ブログを書く際には、ChatGPTなどのAIツールを活用することで、効率的に質の高いコンテンツを作成することができます。

SNSは、顧客とのコミュニケーションツールとして有効です。Facebook、Instagram、Twitterなど、様々なSNSを活用して、自社の情報を発信しましょう。

また、SNS広告を出稿することで、より多くの人に自社の情報を届けることができます。

MEO対策は、Googleマップで自社を上位表示させるための対策です。地域名と工務店を組み合わせて検索する顧客は多いため、MEO対策は非常に有効です。

WEBサイトを制作するだけでなく、SEO対策やWEB広告運用など、WEB集客に関する専門的な知識が必要となる場合があります。その際は、専門業者と連携することで、より効果的なWEB集客が期待できます。

また、チラシとオンライン集客の組み合わせが成功した事例もあります。

例えば、静岡県のある工務店では、アクセス数がほぼ皆無だったホームページに対し、チラシを配布したところ、チラシ配布枚数の約20%がホームページへアクセスするという成果を上げました。

これはチラシにQRコードを掲載して「詳しくはこちらのホームページへ」と誘導する一文を書いたことでオンラインへの流入を増やせたのです。

このようにSEO対策に苦手な工務店であっても、オフラインとオンラインを組み合わせた戦略は、相乗効果を生む可能性があります。

チラシは、オフラインでの集客に有効ですが、オンラインでの集客も組み合わせることで、より御社のことを顧客に知ってもらうことが可能になります。

チラシとオンライン集客を組み合わせ、より効果的な集客戦略を構築しましょう。

工務店チラシで成果を最大化する重要ポイント

工務店チラシを活用して集客を成功させるためには、効果的なデザインや配布戦略が欠かせません。しかし、その根幹となる部分が最も重要になります。

それは普段の「対応の仕方」にあります。

「問い合わせから契約、引き渡し、アフターフォローに至るまでの顧客対応」 が、チラシ集客を真の成功に導くカギとなります。

普段の対応がチラシの内容に滲み出る

普段の顧客対応が顧客第一になっていない場合、それがチラシの内容に無意識に表れることがあります。

例えば、利益を優先した対応をしていると、チラシを書く際にも選ぶ言葉や文章に「押し付けがましい表現」や「一方的な訴求」が見え隠れし、ターゲット顧客に響かない内容になりがちです。

反対に、普段から顧客の声に耳を傾け、相手の立場に立った対応をしている場合は、自然とその姿勢がチラシにも反映されます。

「この工務店は自分たちの悩みを理解してくれる」と顧客に感じてもらえる内容になり、結果的に集客効果が高まります。

何度チラシを作り変えても改善しない理由

私自身もかつては、利益を優先するあまり、顧客第一の姿勢を見失っていました。

「デザインや文言を変えれば結果が出るはずだ」と考え、何十種類ものチラシを作っては配布したのですが、期待したような反響を得ることができません。

問い合わせはあっても契約に繋がらず、経営は悪化する一方。多額の広告費が経営を圧迫し、倒産寸前まで追い込まれる状況に陥りました。

そんな中、師匠から「顧客へのベクトルが間違っている」と指摘を受け、利益ではなく顧客満足を最優先にするよう対応を見直しました。

顧客の悩みに寄り添い、彼らの視点で提案を行うように心がけた結果、驚くほどの変化が起こり始めたのです。

それまで空回りしていたチラシが効果を発揮し、1年半で年商2,000万円の大赤字だった会社が3億円の黒字に成長することができました。

チラシと普段の顧客対応の相乗効果

普段の対応がチラシの信頼感を決定づけます。

たとえば、日常的に丁寧で顧客第一の姿勢を貫いている工務店は、チラシにおいても以下のような形でその価値観が伝わります:

  • 顧客目線での言葉選び
  • 「お客様の声」や具体的な事例を活かした信頼性の高い内容
  • 過度なセールス色を抑えた、親しみやすいトーン

一方で、普段の対応が利益優先の場合、チラシにもそれが反映され、顧客の共感を得られないものになります。

チラシ作成時に気を付けるポイント

  1. 普段の対応を振り返る
    チラシ作成前に、日常の顧客対応を見直し、「本当に顧客第一の姿勢ができているか」を確認しましょう。
  2. 顧客の視点を意識する
    普段の対応で得た顧客の声や要望を基に、顧客に寄り添った言葉やメッセージを反映させます。
  3. 自社の姿勢を素直に表現する
    チラシは、単なる集客ツールではなく、自社の価値観や姿勢を顧客に伝える手段です。普段の対応がそのまま伝わるよう、誠実な内容に仕上げましょう。

工務店チラシは、単に情報を伝えるだけでなく、普段の顧客対応が反映された「顧客との最初の接点」です。

そのため、普段の姿勢を顧客第一に整えることが、チラシの集客効果を最大化する上で欠かせない要素となります。

まとめ:工務店チラシを効果的な集客ツールにするために

チラシの効果的な活用ポイント

  • 営業エリア内のターゲット顧客にピンポイントで情報を届けられる点がメリットであり、地域密着型ビジネスに適している。
  • 配布エリアやデザイン次第で効果が変わるため、費用対効果を慎重に検討し、自社の状況や目的に合わせた活用が重要である。

チラシ作成の重要ポイント

目的の明確化:認知度向上、問い合わせ獲得、イベント集客など、目的に応じてチラシのデザインや内容を調整する必要がある。

ターゲットの明確化:新築住宅を検討している層には最新設備やデザイン性を、リフォーム層には耐震性や断熱性能の改善事例を訴求するなど、ターゲットに合わせたメッセージを打ち出す。

ターゲットに響くストーリー構成のポイント

顧客視点での共感づくり

  • チラシ冒頭でターゲット層を明確にし、関係性を感じさせて興味を引く。
  • ターゲットの悩みや課題を提示し、共感を得る。
  • 課題解決につながる自社の強みやサービスを具体的に伝え、メリットを明確化。

信頼感と行動促進の工夫

  • 実際のユーザーの声や施工事例を掲載し、信頼感と安心感を与える。
  • 最後に問い合わせや相談会への参加を促し、行動につなげる。

効果的なチラシデザインのポイント

  • デザインの基本原則を守り、視認性とレイアウトを工夫する。
  • 高品質な写真やイラストを適切に活用し、視覚的な訴求力を高める。
  • 短くインパクトのあるキャッチコピーでターゲットの心をつかむ。

チラシを活用した集客施策

  • 相談会や見学会への誘導を通じて顧客との接点を作り、信頼関係を構築する。
  • 特典やキャンペーンを活用して行動を促し、ターゲット層に合った魅力的な内容を提供する。
  • 問い合わせ方法を多様化し、利便性を高めることで心理的なハードルを下げる。

効果測定と改善

  • 配布方法を分析し、新聞折込、ポスティング、フリーペーパーなどの特徴や費用対効果を比較して最適な手段を選択する。
  • 効果測定を行い、問い合わせ番号やQRコードを活用してチラシの成果を把握し、内容や配布方法を改善する。
  • チラシに加え、ホームページやSNS、MEO対策などオンライン集客を組み合わせ、幅広い層へのアプローチを図る。

顧客対応の重要性

  • 普段の顧客対応がチラシに反映されるため、日常的に顧客第一の姿勢を貫くことが重要。
  • チラシ作成時には、顧客の視点を意識した言葉選びや信頼性の高い内容を盛り込み、誠実な価値観を伝える。
  • 普段の対応とチラシの相乗効果を意識し、チラシを単なる集客ツールではなく、自社の姿勢を伝える手段として活用する。

チラシは単なる広告物ではなく、顧客との最初の接点となる大切なツールです。計画的に活用し、集客効果を最大化しましょう。

 

スタバの行列に隠された落とし穴とは?

おはようございます!
今日は朝一でスタバに行って
バリバリ、メルマガを書こうと
張り切って行ったらPCを忘れて
がっかりした、木戸一敏です(;´∀`)

張り切り過ぎると
意識がそこだけに集中してしまい
他のことを忘れてしまいますよね。。

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スタバの行列に隠された落とし穴とは?

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ところで・・・・

スターバックスの客離れ
知ってましたか?

「え、どこが?」って思いますよね。

私もそう思います。

週3はスタバに行きますが
いつもどの店舗もメチャ混み(><)

でも、これ実はアメリカの話。

本社があるアメリカで
スタバの客離れが起きているというんです。

その理由
なんだと思います?

行列なんです。

「いやいや!行列ができるなら
むしろ人気じゃないの?」
って思いますよね。

この行列実は
“モバイル注文”が原因らしいんです。

最近、レジに並ばずに注文してる人を見て
「なんで?」って思ったことありませんか?

これがモバイル注文。

座ったままスマホで注文、
あとは受け取るだけ。

めちゃ便利です(^o^)

便利だけど…
これが行列を生む原因に。

でも、本当に問題なのは
そこじゃないんです。

スタバの魅力って何だと思います?

コーヒー?もちろんそれもあるけど、
あの店員さんたちの
温かい対応がポイントなんです。

笑顔で話しかけてくれたり、
たまにカップにメッセージを書いてくれたり。

あれ、ほっこりしますよね(*^^*)

でも、モバイル注文が
増えるとどうなるか?

忙しさが増して、
店員さんの対応が機械的になってしまう…。

これが原因で、お客さんが離れていった…

そんな流れみたいです。

これって私たちがやってる
仕事にも通じる話だと思いませんか?

効率化ってすごく大事です。

でも効率ばかり追い求めて
目の前のお客さんを
見なくなったらどうなるか?

「◯ステップで即決!」

みたいな営業ノウハウがありますけど
そんなマニュアル通りに進めたって
お客さんの心は動きませんよね。

それって自分都合ですからね。

本当に大事なのは
「この営業さん、私をちゃんと見てくれてる!」
ってお客さんに感じてもらうこと。

反対に
「この人、自分の契約のためだけに必死だな…」
って思われたら
もう終わりですよね(><)

だからこそ、
あえて“非効率”を選ぶことも
大事だと思うんです。

もちろんダラダラやるんじゃなくて、
目の前のお客さんに
全力で向き合う非効率です。

効率化が進む時代だからこそ、
ここにチャンスがある。

私たちみたいな
中小企業だからこそできる
「人の温かみ」は強みになります。

次の仕事で、
ぜひ「非効率の魔法」を
試してみてくださいね(^o^)

 

 

▼今日のポイント
【お客さん対応を効率化してはいけない】

丸2ヶ月メルマガをサボってしまった(;´∀`)

おはようございます!
丸2ヶ月メルマガをサボってしまった、
木戸一敏です(;´∀`)

思えば2002年12月から
メルマガを出し続けて
24年経ちますが
2ヶ月もサボったのは初めて!

自分でビックリしました^^;

数人の方から
「メルマガが最近届かない」
とメールをいただき
ご心配おかけしましたm(_ _)m

このメルマガから復活しますので
また楽しみにしていただけたら
嬉しいです(*^^*)

なぜ2ヶ月もサボったかというと・・・

実はモエル塾に新たなメニューを作ろうと
9月から没頭してました。

本当は年内に完成させたかったんですが
今7割位まできたので
あともう少しです。

一体何をしているのかは
おいおい発表しますので
楽しみにしてくださいね(^^)

これが成功すれば
めちゃメンバーに喜ばれるので
全力で取り組んでいきます(^o^)

さて・・・

2ヶ月もサボってしまったので
お伝えしたいことが山ほど溜まってしまい
何から書こうか迷ったんですが
今回はこのテーマで行きます!

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半年売上ゼロがいきなり1億3千万円の見込みができた秘密

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これは住宅会社を経営する
Kさんの話です。

集客のために展示場を建て
ポータルサイトから
毎月数十件の案件を購入しているのに
なんと・・・

半年間も売上ゼロ…。

ポータルサイトで集めた
見込み客にメールやLINEを送っても
反応はまったくなし(><)

見積書を作る機会すら
訪れません(ToT)

さらに・・・

コロナ融資の返済も
迫る中で売上が立たない状況は
本当に胃に穴が空いてしまいます…。

そんな絶体絶命のピンチだったのが
私が主催するチャレンジ講座の参加がきっかけで、、

いきなり見積もり依頼が5件も!

その売上見込は1億3千万円!!

このKさんの成功は
ツールの表面的な部分ではなく
本質的な部分を理解し
活用した点です。

具体的に説明すると・・・

ポータルサイトからの案件は
100%相見積りになります。

お客さんが資料請求をすれば
Kさんの会社以外からも
メールやDM、電話営業が
次々と届きます。

そんな中でお客さんに
「この会社は他とは違う!」と
ポジティブに感じてもらうことが重要です。

しかし・・・

多くの会社がここで間違えてしまうのが
商品スペックや価格のアピールに注力し
それで差別化を図ろうとする点です。

Kさんはここに気づいたんです。

差別化の鍵は
“モノ”や“コト”ではなく
“ヒト”に焦点を当てることだと。

お客さんに、

「この会社の人は
自分のことを本当に気にかけてくれる!」

と思ってもらえる対応をすることこそが
本当の差別化につながるんです。

例えば・・・

一括査定サイトで集客しても
成約に至らなかった不動産会社が、、

“ヒト”に焦点を当てた
ツールや対応に切り替えたことで、、

商談の前から
「あなたの会社にお願いします!」
と言われるようになったり、

ホットペッパーで
初回割引だけの利用に
とどまっていた整体サロンが、、

90%近い初回客のリピートを実現したりと、
大きな成果を上げた事例もあります。

“ヒト”に焦点を当てる=主語をお客さんにする

この考え方が生む結果は
どの業界にも通用する原理原則なんです。

 

 

 

▼今日のポイント
【差別化の本質を見直そう】