「地元で20年工務店をやっています。
今度、現場説明会を開催します。
今まではチラシで告知していました。
そこそこ集客できていましたが、最近めっきり集客できなくなりました。
どうしたらいいでしょうか?
アドバイスをお願いします。」
という質問にお答えしました。
目次
チラシ 集客 工夫次第で集客できるチラシは作れる!
さえ:こんにちは、ナビゲーターのサエです。
木戸先生、よろしくお願いいたします。
木戸:よろしくお願いします。
今日は何でしょう。
さえ:メルマガ読者さんからの質問です。
「地元で20年工務店をやっています。
今度、現場説明会を開催します。
今まではチラシで告知していました。
そこそこ集客できていましたが、最近めっきり集客できなくなりました。
どうしたらいいでしょうか?
アドバイスをお願いします。」
という質問です。
木戸:最初は集客できていたのが、だんだん集客できなくなったというのは、これはもうたくさん聞く話ですね。
そうすると、
“もう集客はできないんじゃないか”
みたいに思っちゃったり…。
さえ:そうですね、そういう思いになりますよね。
木戸:だけどやっぱり、色々なクライアントとお付き合いして分かったのは、色々と工夫することによって、絶対に集客はできます!ということ。
ただし、工夫していけば。
さえ:工夫することで集客はできる。
木戸:はい、できます。
実際、今回ご相談いただいた方とすごく似てて、これも20~30年くらいやってる工務店さんなのかな。
現場見学会を同じようにやって、チラシを2,000枚くらい配るんですけど、配布したチラシからほとんどお客さんが来ないんですね。
その2,000枚というのも実は、
”既存のお客さん”
なんですよ。
さえ:”既存のお客さん”
に2,000枚配ったけどもゼロ?
木戸:あとはその
”既存のお客さん”
プラス、
”過去に現場見学会へ来たお客さん”
とかがいるじゃないですか。
いわゆる
”見込みのお客さん”
ですよね。
そういうのもひっくるめて2,000枚くらい送っても…ほとんど来ないんですね。
さえ:そうするとやっぱり、集客できないと思っちゃいますよね。
木戸:お客さんがほとんど来ないので、営業マンが手分けしてお客さんに声をかけて、なんとか現場見学会に4~5組を集められる、そんな状態だったんです。
それで、その工務店のチラシを見たときに、会社のこだわりがあるので、
”通気性が良い”
だとか
”断熱性が良い”
だとかあるじゃないですか。
そういうことをアピールするようなチラシだったんですよ。
私はこれをモノとかコトって呼んでるんですね。
断熱効果があるっていう、
”モノ・コト”。
その
”モノ・コト”
を伝えるチラシじゃなくて、
《人を伝えるチラシにしませんか?》
というふうに変えたんです。
チラシ 集客 モノコトではなく人を伝えるチラシとは?
さえ:人をアピールする?
木戸:人を アピールじゃなくて、人を伝えるです。
アピールというと、なんだか強いものになるんです。
「これを分かってちょうだい!」
「これすごいでしょう!」
というのがアピールなんですよ。
こういうものなんですよ、と本当に ニュートラルがいいんです。
例えば営業マンだと、
「奥さん!これは最高ですよっ!」
これはアピールなんですよ。
じゃなくて、
「これはとても喜ばれてます。」
と、ニュートラルに言う。
そんな感じです。
さえ:穏やかですね。
木戸:アピールじゃないですよね。
もう1つの工夫ポイントは、
《理由を書きましょう》
なぜこの現場見学会をやるのか?という理由。
その現物のチラシがこちらです。
このチラシには今言った、人を伝える・理由 を入れたんですね。
実はその理由の中に、人を伝えるが入ってる訳なんですけど。
さえ:人を伝える・理由を書くということは分かったんですけど、なぜ現場見学会をやるかの理由を書かないといけないんですか?
チラシ 集客 なぜ、人を伝えて開催する理由を書くのか?
木戸:書く理由ですよね。
面白いもので、人って理由を伝えると、
「あ、そうなんだ」
って、なんだか納得するものなんですよね。
ただ単に、
「この性能が良いですよ・丈夫ですよ」
というのを
”見て欲しい”
よりかは、
「○○な理由があるので、××な人は来てください」
という文にしただけなんですよ、実は。
見たら大したチラシではないじゃないですか。
多くの人はこのチラシを見ると、
「こ…このチラシでそんなに来たんですか?」
みたいな。
結果から先に言うと、今まで2,000枚配っても集客ゼロだったのが、まず100枚に減らしたんですね。
さえ:1/20。
木戸:なぜそんなに減らしたかというと、今まで散々、チラシに経費をかけて配っても全然反応が無かったから
「チラシ出したところで、集まらないですよ…」
「そんな無駄なお金はかけたくないです。」
って、もう諦め状態だったんですよ。
「じゃあ100枚だけでいいから1回やってみましょう。」
そしたら24組 来たんですよ、何の変哲もないこのチラシで。
チラシを改善する時に、この2つの、
”人を伝える”
”理由を書く”
理由の中に人を伝える、を入れるって事なんですけどね。
その工務店の社長に、
「どんな理由でやりたいんですか」
って聞いても、なかなか出なかったんです。
「そりゃあ、見込み客がたくさん集まってねえ…」
ってそれはこっち側の理由。
「お客さんが得になることとか、お客さんが喜ぶこととか、何かないんですか?」
って聞いても、なかなか出なかったんですよね。
さえ:どうやって出してもらったんですか?
チラシ 集客 どんな人に来てほしいのかを明確にする
木戸:「じゃあ、この家に住むとどんな良いことがあるんですか?」
と聞いた時に、
「子どもがアレルギーで悩んでるような人であれば、新築の家だとどうしても、色々なホルムアルデヒドとかの化学物質が出て、アレルギーに反応しちゃうことがあるんです。
でも、そういうことが、この家は全くないんです」
と。
「アレルギーのお子さんでも、安心して住める家なんです」
ということを聞いたから、
「そういう良いところがあるんだから、それを理由にしましょうよ。」
「どんなふうに書くんですか?」
「書き方は自由でいいじゃないですか。
『もしあなたのお子さんがアレルギーとかで、心配してるんでしたら、ぜひ一度この家を見に来ませんか?』」
たったそれだけのこと。
さえ:そんなことって言ったら失礼かもしれないですけど、そうなんですね。
木戸:本当にそれを入れただけなんですよ。
“誰に来て欲しいのか?”
という部分を明確にしていくと、
「うちの子どもアレルギーだ、じゃあちょっと行ってみよう」
となるじゃないですか。
さえ:そうですね。
木戸:チラシを作る時に欲張ってしまって、アレルギーの人も来てほしい、こういう人も…ああいう人も来て欲しいとなると、
”誰に?”
というのが見えなくなってしまって、
「とにかく性能の良い家なんですよ。
ぜひ見に来てください。」
になっちゃうんですよね。
だからあえて、ちゃんと誰に来てほしいか明確にすれば、絶対に喜んでくれるお客さんが居る訳じゃないですか。
その工務店さんも30年もやってるわけだから。
そこにちゃんとフォーカスしていけば、集客できるチラシは作れます!
諦めないでほしいですね。
さえ:【チラシ 集客】2000枚で集客ゼロだったのが100枚で24組集客したチラシ大公開!
まとめますと、
・”人を伝える” チラシにする。
・なぜ現場見学会をやるかという理由を述べ、誰に来て欲しいかを明確にする
ということでよろしかったでしょうか。
木戸:こういう人に来て欲しい、という書き方ですね。
さえ:わかりました。
ありがとうございました!