【Q】私には、これといった成功体験がありません。
【A】隠さないでください。ちゃんとあるくせに。
●いやぁ~、見事にやられました。
酒の席での話なんですけど、
友人からこんなクイズを出されたんです。
「3分間、周りの黒い色のものを
できるだけたくさん憶えてくれる?」
それから3分後…
「じゃ次は1分間、目を閉じて
その記憶したものを言えるように
復習してください」
1分後…
「はい、それでは目を閉じたまま
赤い色のものは何があったか思い出してください」
思い出せるかーーー!!!
●黒い色のものを憶えてと言っておいて、
赤い色のものを思い出せって
それはないでしょっと
思わずムキになってしまう私なんですけど。
そんな話はいいとして…
何が言いたいのかといいますと、
『うまく行く人、いかない人』
この違いは、才能や能力ではない。
実はこの話にある
黒いものしか見てない状態に原因があるんです。
●人生、長い短いはありますけど
生きている限り、うまく行くことも
うまく行かないこともありますよね。
その中で、うまく行かない人は、
黒いものしか見てない。
いつも視点がその部分にフォーカスされているんです。
黒いものとは、
うまく行かなかった経験や出来事のこと。
うまく行った経験もたくさんあるはずなのに
うまく行かなかったり、失敗したり
悲観したことだとか
そんなことばかりに視点が行ってしまう。
そんな人に
「うまく行ったね!」
と肯定的な言葉をかけても
「えぇ?いやぁ~、そのぉ~、たいしたことないんですけど…」
とうまく行った経験がちゃんとあるにも関わらず
否定してしまうんです。
●でも
一緒に酒を飲んでるこの友人は
全くこれとは反対。
「会社が潰れちゃってね。
いやぁ~ほんといい経験したよ」
とか
「先月また歳をとっちゃって、
また宝物が1年分増えましたよ。
経験は宝ですよ!」
とまぁ視点が全て肯定的。
それにしても、
「経験は宝物だ!」なんて酒の席とはいいながら
こんな発言が出ることじたい素晴らしいですね。
自分の過去を振り返る時
どこの部分にフォーカスするかで
『うまく行く人、いかない人』が決まります。
ちゃんと、自分自身のうまく行ったことを
見つけてあげないとね。
■今日の「みとめ」チェックポイント
『自分の視点の向け方を確認しよう』