「保険営業を初めて7年目になりますが、コロナ禍で思うようにお客様に会うことができません。
会社の指示で電話をしたり、はがきを出してプッシュしているのですが、反応はさっぱりです。
このまま行けば、収入が最低ラインになるかと思うと、大変不安です。
お客様から問合せをもらうには、どうしたらいいでしょうか?」
という質問にお答えしました。
目次
保険 営業 多くの営業マンが気づいていない既存客の可能性
さえ:こんにちは、ナビゲーターのさえです。
木戸先生、よろしくお願いいたします。
木戸:よろしくお願いいたします。
今日はなんでしょう?
さえ:「保険営業を初めて7年目になりますが、コロナ禍で思うようにお客様に会うことができません。
会社の指示で電話をしたり、はがきを出してプッシュしているのですが、反応はさっぱりです。
このまま行けば、収入が最低ラインになるかと思うと、大変不安です。
お客様から問合せをもらうには、どうしたらいいでしょうか?」
という質問です。
木戸:保険営業の方で…お客さんから問合せをどうやってもらったらいいか?ということですよね。
さえ:プッシュ営業ばかりしてるということなんですけども…。
木戸:7年、この仕事をやってるってことですよね。
7年やっているということは…既存のお客様の数も、結構な数があると思うんですよ。
そこに大きなチャンスがあると思うんですよね。
さえ:既存客に大きなチャンス!?
木戸:既存のお客さんって…1回接触してるわけじゃないですか。
1回接触してるお客さんと、まだ1度も接触してないお客さんと、どっちが可能性があるかって言ったら、どう思います?
さえ:初めて会う方は信頼関係を作らないと行けないから大変ですよね。
そうすると既存のお客さんですかね。
保険 営業 なぜ既存のお客さんを見直すことが契約につながるのか?
木戸:そう。
1度会ってますからね。
ただこういうふうに私が言うと…多くの方は、
「いや、木戸さん…1回契約してるんだよね?
保険はそんなに次から次へと買うもんじゃない。
1回買ったお客さんなので、新規開拓しなきゃダメなんです。」
と多くの方は言うんですね。
だけど実際、契約した方の家族だとか、友人だとか、いるわけですよね?
さえ:ということはご紹介を受ける…??
木戸:うん。
あるいは7年経ってお客さんも、もしかしたら環境が変わってるかもしれないですよね。
あるいは…新しい家族ができてるかもしれないですよね。
そうやって7年も経ってたら、色んな変化があるんですよ。
さえ:ということは1度、既存客を見直した方がいい…??
木戸:そうですね。
ただこれを見ている方は、
「そんなの散々やりましたよ!!」
という人も多いんですよ。
さえ:皆さん真剣にやられてますもんね。
木戸:ただ、多くの方が
「散々やりました」
って何をやってるかと言うと…
「誰か紹介してくれませんか?」
とかね、そういう売り込みに近いものだったり、
「もう何年も点検していないので、1回点検しませんか?」
だとか、そういった仕事のことが、99%だと思うんですよ。
さえ:でも仕事だから仕事の話をしますよね?
木戸:そうそう。
それが…99%の営業マンがみんなやってることなんですよ。
そうじゃなくて、1%の人は違うんですよね。
保険 営業 仕事の話はしないでとにかく気にかける
さえ:何が違うんでしょう?
木戸:仕事のことでアプローチしないんですよ。
さえ:仕事のことでアプローチしない…?
仕事のことでアプローチしなければ何を…??
木戸:仕事のことを取っ払って、ただ単にお客様を気にかけるんですよ。
さえ:仕事のことを取っ払って、お客様のことを気にかける?
木戸:例えば今でしたら…めちゃくちゃ暑いじゃないですか。
さえ:暑いです、毎日…。
木戸:「本当にもう…、熱帯夜がすごいですけど、さえちゃん、お体大丈夫ですか?」
これだけのことで電話をしたりするんですよ。
さえ:これを言ったら、電話切っちゃうんですか?
木戸:そうそう。
「お体大丈夫ですか?」
「あぁ〜!ありがとうねー!」
とか言うじゃないですか。
「あぁ〜!よかったです!
「こんな暑くて、私もぐったりしてるんで…急にさえちゃんのこと思い出してね…お元気かな〜と思って…。
それだけのために電話したんですけど、元気な声が聞けて良かったです〜!」
さえ:「ありがとう!」
で、ガチャン…?
木戸:そうそう。
「まだまだ暑い日が続きそうですから、あと台風も来てるじゃないですか。
くれぐれも気をつけてくださいね!
何かもしも困ったことがあったら、お役に立つことがあったら、いつでも言ってくださいね!」
さえ:それで切るとポカーンとしちゃいますよね…?
何の電話だったんだろう…。
木戸:正直どうです?
不信感みたいなのはあります?
さえ:不信感はないです。
木戸:じゃあ、あとでまた売り込みの電話がもしかしたら来るんじゃないか…。
さえ:言い忘れたんじゃないかとか…営業の話と違うのかな?と思うんですけど…嫌な感じはなかったですよ!
木戸:そうですよね。
こういう電話をする人って…実はいるようでいないんですよ。
例えば色んな、コロナ問題があったりとか、異常に暑かったりだとか、今度はまた台風来るじゃないですか。
そういう時に、気にかけだけの電話がまた来たらどうですか?
さえ:またびっくりします!
本当にそれだけ?って。
保険を売り込むんじゃないの?
大丈夫?
とか思っちゃいます。
保険 営業1%の人だけが実践している信頼を取り戻す方法
木戸:実はね、みんな勘違いをしてるんです。
私もえらく勘違いしてたのは、既存のお客さんは、1回契約してるから、もう信頼関係はあると思ってたんですよ。
思いますよね?
さえ:思います!
じゃあ信頼関係が本当にあるんだったら、契約した3〜5年後に、急に電話した時、お客さんがどんな対応・反応をしてますか?っていう。
これで気付かされたんですよ。
リフォームした後、3年後、5年後に、お客さんに電話をしたんです。
私の社名が『リフォームハウス』という社名なんですけど、
「あの、大変ご無沙汰してます!
リフォームハウスの木戸です!」
「あぁ〜!木戸さん!!」
というのかと思ったら、
「うちは結構です」
って…。
えっ?えっ? いやいや、結構って…、
えぇっ!!??
さえ:「あの…、3年前にお世話になってますよ!」
って。(笑)
木戸:そうそう(笑)
結局こっちの存在も忘れてるのかもしれないし…覚えてる人であっても、
「何の用ですか!?」
みたいなね。
結局それって、信頼関係があれば、そんな風にならないわけでしょ?
さえ:ならないですね。
木戸:信頼関係があれば誰もが…
「あぁ〜!木戸さん!
電話してくれたんですか!?
嬉しいなぁ〜!!」
そういう感じになりますよね。
もちろんそういうお客さんがいないことはないですけども、それはほんの一部だけで、たいていのお客さんは…
「何で電話してきたんですか…?」
そんな感じなわけですよ。
そこで
”信頼関係が続いてるか?”
って言ったら…消えちゃってるんですよね。
それを取り戻すためにも、今みたいな
[気にかけ]
の電話をしただけで、お客さんの印象が変わるんですよ!
めちゃくちゃ簡単でしょ?
さえ:簡単ですね!
[気にかけ]
の電話をするだけ!
木戸:「売り込むのは、こっちの都合なので…まずはお客さんを気にかけることが先なんです。」
っていう風に言ったら…
「分かりましたー!!!」
って言って本当に即実践した方がいて…その方が2月、3月、4月って、ずっと1ヶ月間の契約が、1件とか、2件だったんですね。
それが、
[気にかけコール]
をしたことによっていきなり、
5月:契約8件
6月:契約10件
それぐらい
[気にかける]ということは、他の営業マンは誰もやってない。
さえ:実践すれば目立ちますよね。
保険 営業 気にかけ体質で新規開拓もうまくいく
木戸:お客さんもやっぱり嬉しいじゃないですか。
気にかけてばっかりいると…自分が
[気にかけ体質]
になりますから。
[気にかけ体質]
になって新規開拓をすると、新規開拓も今まで以上にうまくいくようになるんですよ!
さえ:既存客へ
[気にかけ]
を常に行って、新規のお客さんにも
[気にかけ]
を常にしていくようにすればいいよと…
木戸:やっぱりオーラが違ってくるんですよね。
どうしても保険と言うと…
“あ〜、なんか売り込むんだな”
みたいなそういうイメージがあるじゃないですか。
さえ:うん、あります。
木戸:それが、ずっと
[気にかけ]
ばっかりやって、
[気にかけ体質]
になっていると、なんかこの人は普通の保険の人と違うんだよな、とそういう印象を与えますので、新規開拓もうまくいくようになります。
さえ:では、
【コロナで崖っぷち保険営業がいきなり月10件契約の秘密とは?】
ということで、
仕事の事を取っ払って、お客さんのことを常に気にかけて、まずは既存客から気にかけていって、そのあと新規のお客さんにアプローチしていきましょう!
ということでよろしかったでしょうか?
木戸:はい。
さえ:わかりました。
ありがとうございます。