差別化を図るのが上手なトップ営業マン上司は、部下を売れる営業マンに育てられない?

こんにちは!
優良顧客だけをザクザク獲得する実践塾を主宰する

木戸一敏です(^^

先日、部下を3人抱える課長でありトップ営業マンの
Wさんから相談がありました。

話を聞くと差別化を図る達人でした(^o^;)

そのちょっと前には
入社3ヶ月になるという
新人営業マンから相談がありました。

この2つの相談、
内容は違っているんですが、
その根本は、たった一つのことにありました。

その一つがどんなことかを言う前に、
2つの相談内容を紹介しましょう。

課長からの相談は部下が育たないとうことで
新人営業マンからの相談は、
差別化を図り売れる方法を知りたいということでした。

その新人営業マンに
会社の状況など10分ほど聞いていくうち、
ふと疑問が湧いてきました。

その新人営業マンには、
差別化を図るのが上手なトップ営業マンの上司がいるとのこと。

そんな身近に頼れる上司がいるんなら、
根掘り葉掘り聞けばいいものを、
なんでそうしないのか?

こんなもったいないことはないですからね。

するとポツリと新人営業マンは言いました。

「上司が教えてくれることをやっても、
上手くいかないんです」

「上手くいかないことは上司に言ってるんですか?」

「はい。すると
『やり方も大切だけど最終的には気持ちだ』
って。毎回こんな感じで」

なるほど、と思いました(^o^;)

これは今回、相談があった新人営業マンに限った話ではなく、
多くの新人営業マンも同じように抱えている問題です。

「「名選手名監督に非ず」
と言いますが営業の世界も全く同じで、
差別化を図るのが上手な上司が売れる営業マン育成が
上手いとは限りません。

逆に大きな問題を引き起こしていたりします。

それは売れる人の言うことは、
すべてが正しいことになってしまう点です。

「こうすれば売れます」と正しいことを言ったとしても、
売れていない人に言われると、
それが正しいとにはなりません。

反対に売れる重要性がないようなことも
売れている人に「それが重要だ」と言われると
それが正しいことになってしまいます。

そのため多くの新人営業マンは、
「俺は営業に向いていないんだ」と
自信を失い営業の世界から去っていくんです。

もちろん売れている人は、
意図的に間違えたことを言っているわけではありません。

トップ営業マンは
どうして自分が売れているのか
実は自分でわかっているつもりでも
売れる本質の部分をわかっていません。

では、どうしたらいいかというと、

【自分のトークを聴くこと】

これが一番です。

簡単なことなんですけど
やっている人はほとんどいません。

自分のトークを何度も聞いていくうち
どうして売れるか
今まで曖昧だったものが
だんだんとクッキリしてきます。

そして繰り返し自分のトークを聴き続けることで
無意識にやっていたことが
意識的にやれるようになります。

意識的にやれるようになると
どうなるか?

部下にどうやればいいか
言葉にして伝えられるようになるのはもちろん、
さらに売れるようになります。

▼今日の「優良客だけをリアル集客する!
パワーマーケティング」チェックポイント

『無意識を意識的にしよう』