「期限までに資金調達できる時ばかりではなく、解体業で資材や資金を先払いする性質上、融資に頼ることもあります。融資だと、融資額の変動や返済義務などリスクが多いのでできれば避けたいです。リスクが少なくて借りられる可能性が高いところはありませんか?」という経営者さんの質問に答えました。
目次
お金に支配される人生
さえ:こんにちは、ナビゲーターのさえです。
木戸先生よろしくお願いいたします。
木戸:よろしくお願いします。
さえ:お願いします。
今日は経営者さんからの相談です。資金繰りの相談です。
「期限までに資金調達できる時ばかりではなく、解体業で資材や資金を先払いする性質上、融資に頼ることもあります。融資だと、融資額の変動や返済義務などリスクが多いのでできれば避けたいです。リスクが少なくて借りられる可能性が高いところはありませんか?」という質問です。
木戸:なるほどね、融資関係の相談ですよね。
かなり大きな話になっちゃいますけども……
さえ:大きい額が借りられるんですか?
木戸:いや、大きい額ということではなくて、(スケールが)大きい話。「お金」というものを考えた時の話。結局この融資というのもお金の問題じゃないですか。
さえ:そうですね。
木戸:本当に生きるのってお金に振り回されっぱなしかなあと思ったことがあるんですよ。
さえ:振り回されっぱなし……。
木戸:常にお金のことで振り回されて。
さえ:どんな時ですか?
木戸:やっぱり売上を上げないととか、経営者であれば。経営者じゃなくても好きなことをやるためには、そればかりやってたんじゃあ生活できないからという言葉があるじゃないですか。
さえ:ありますあります。
木戸:生活できないということは、お金が無いから……一生お金に振り回されてるのかな?と考えてしまう。みんなもお金に振り回されてるし、俺も振り回されてるし……お金に支配されてるなあみたいな。
さえ:“お金に支配されてる”ですか……。
木戸:そんなふうに思ったことがあるんですよ。そう思わないですか?
さえ:完全にさえは今、お金に支配されてます(笑)
木戸:お金を稼がなきゃダメだから嫌な仕事もやらなきゃダメだとか、お金を稼ぐために嫌な上司でも我慢してやらなきゃダメだとか。例えば会社を経営している人であっても、生活のために嫌な社員がいてもなんとかしないととか(笑)
さえ:嫌なお客さんもいるかもしれませんね。
木戸:そうそう、嫌なお客さんもいるだとか。こんな会社今すぐ辞めたいんだけども、生活もあるし……だとか。全部それってお金に振り回されてるじゃないですか。
さえ:そうですね。
木戸:だからこの融資の話もお金に振り回されちゃってるんですよね。
さえ:そうですね。
バシャールの言葉
木戸:こんな人生ってイヤだなと思ったことがあるんですよ。
さえ:で、どうしたんですか?
木戸:それが今回のテーマになっているバシャール。バシャールの言葉にすごくヒントがあったというか。どんな言葉かと言うと、
『自分の価値観を認めないことで、自分を貧しくしている』
と言ってるんですね。
さえ:自分の価値観を認めない……?
木戸:「認めないから自分を貧しくしてるんですよ」と。
さえ:認めないから自分を貧しくしている……?
木戸:バシャールがお金に関して言及している話があったんですよ。だから、「お!なんだバシャールがお金の話をしてるぞ!」と。そこで釘付けになって、付箋を貼って何回も読み直した。 バシャールって抽象的なんですよね。だから何回も何回もお金についての話を読んだんですよ。
そこに書かれていたのが、
『あなたが望む何かを映していないとしたら、反映されるべきイメージを放っていないことを理解しないといけない』
だから今お金に振り回されてるということは、自分がイメージできていないものが映し出されている訳ですよね。
さえ:じゃあ良いイメージをすればいいってことですか?
木戸:それが映し出されていないということは、 自分の価値観を認めていないということ。
さえ:自分の価値観を認めていないから、自分を貧しくするということ?
木戸:これが分かるようで分からないでしょ?何なんだろうこの言葉は?そう思って解き明かせば、お金の支配から抜け出すことができるんじゃないかと思って。
リフォーム会社をやった時にふっとこの言葉が浮かんだんですよ。バシャールの言葉を何度も読んでから10年以上経ってからこの言葉がパッと出てきて。
さえ:頭の中に?
木戸:そうそう。リフォーム会社をやっていて、自分がやったことをたまたま下請け工事の親方に教えたら上手くいったんですよ。すると親方から、「木戸社長!自分の手でお客さんと出会って、自分で商品の説明をして、自分の手でお客さんからハンコを押してもらって、自分の手で工事をして、直接お金を貰って、直接ありがとうって言われると……もう最高っすよ!」って言われたんですよ。
その時に、今までリフォームの仕事をしていて、「木戸さんのおかげでこんなにきれいになりました!」と喜んではもらっていたんだけれども、下請けの親方に言われた時に「こういうので仕事ができたら最高だなあ」と思ったんですよ。
「だけど、自分にコンサルみたいな仕事なんてできる訳がない。」当時は20年前の話ですからね。今では誰でもコンサルと名乗ってる時代じゃないですか。明日から名刺にコンサルって書いて活動できるし、20代の人もいますよね。
さえ:いらっしゃいますいらっしゃいます。
木戸:ところが20年前というのはコンサルタントというのは船井総研だとか、大前さんだとか、神田さんだとか……とにかく特別な人にしかなれない存在だった。だからそんな中で「俺はなんてことを考えてるんだ」と。「俺なんかになれる訳がないのに!変なことを考えるのはやめよう」「こんなの人に言ったら頭おかしくなったと思われる!」自分の中に仕舞っていたんですよずっと。
さえ:そうだったんですね。
木戸先生にはできるってことですよね。
木戸:それは自分が認めてないってことじゃないですか。できるのに「いやいや……」と思っちゃったんですね。できるかできないかは分からないけども、でもそこでワクワクした訳じゃないですか。バシャール通りに言うなら「ワクワクすることをやりましょう」人に喜ばれてワクワクするんだったら、やっぱりそれをやりましょうと。これをやればお金の支配から逃れられるのかな?ひとつの大きなヒントになった訳ですよね。
今回相談頂いた「資金をどうしたらいいですか?」という話からかなりぶっ飛んだ話ですが、自分を認めてなくてお金に振り回されてるとしたら、バシャールの話にたどり着くと思います。
無限の融資とは
さえ:ちょっと抽象的というか、結局なんていうんでしょう……
社長がワクワクすること・楽しいことを見つけなきゃいけないってことですか?
木戸:それを見つける前に自分の価値を認めることの方が大切なんじゃないかと思うんですよね。
さえ:価値を認める……「自分で自分の価値を認める」
木戸:そうそう。
やっぱり「そんなこと思っちゃいけない」「こんなこと自分にできる訳がない」いっぱいあるんですよ。
この間もやっぱり色々話していて、「あなたこんなすごいところがあるんだから、そこを伸ばせばいいじゃない!」と言ったら、「いや……!こんなの普通です。大したことないです」「いやいやそこはすごいですよ」みたいなやり取りがあった。
そうやって多くの人が「自分にとってできること」っていうのは当たり前なので、それが特別であることを気が付かなかったりするんですよね。
さえ:「価値観を自分で認めると無限の融資が湧いてくる」というのはどんな意味ですか?
木戸:まず自分の価値を認めていった時、無限の融資という意味はお金にもう振り回されないということなんですよ。それはもう無限の融資みたいなもの。お金があるから心配なくなるのではなく、自分の価値を認めればそんなお金が関係ない世界になるんじゃないかなと。
実はまだ私も現在進行系で、そこを目指して取り組んでいる。
まだまだ自分自身を認められないところがあったりするので、そこをチャレンジしていけばハッピーな人生が送れるんじゃないかなと思うんですよね。
さえ:まずは相談者の社長さんは自分の価値を認めて、無限の融資に繋がるように、ハッピーになれるようにすごしましょうということですか?
木戸:いや、過ごすだと消極的で待ちの姿勢になっちゃうけど、色んなお金に振り回されて葛藤があるじゃないですか。その根本を考えていった方がいいと思うんですよね。そこを銀行で借りたとしても一時的な安心じゃないですか。そうじゃなくて根本を見て、お金に振り回される人生にさよならしましょうよ、という話なんですよね。
自分の価値は人に聞く
さえ:そのためには自分の価値を認めること。
木戸:自分にできることは何なのかな?と紙に書き出すとかね。
他の人に自分の強みとか長所ってなんだと思う?と聞いてみるといいかもしれないですね。
さえ:ではまずは、自分の価値を認め、根本を見つめるために、自分にできることを「紙に書き出す」「人にも聞く」を実行して価値を高めましょうということでよかったですか?
木戸:「高める」んじゃなくて「認める」だね。
さえ:自分で自分の価値を認めるってことでよかったですか?
木戸:ちょっと今回の話は自分で話しててもかけ離れてる感じはありますけど(笑)
さえ:まとめます(笑)
自分の価値を自分で認めるために、自分の根本をきちんと見て、分からなければ人に聞いて、自分の価値を認めて行動していきましょうでよかったですか?
木戸:たぶん自分じゃ分からないと思う。
さえ:じゃあ人に聞いちゃいましょう!
自分の価値を認めるために人に聞いちゃいましょう!
でよかったですか?
木戸:一度、長所や強みは何なのかな?と聞いてみるのがいいと思います。
さえ:自分の価値観を認めるために、自分の強みとか長所を聞きましょう!