【Q】人に頼むというのが、どうも苦手な48歳会社員です。
ストレスなく頼むことができる方法はありませんか?
【A】何といっても刑事コロンボトークが一番です。
東京町田に、
超スーパーな電気屋さんがあるのをご存知ですか?
お店は小さいけど、
年商十数億を売り上げるとんでもない電気屋さん。
テレビでも取り上げられたほどです。
『御用聞き訪問をする電気屋さん』
ここ秘密が隠されているんです。
何が超スーパーかというと、
提案力がハンパじゃない。
「こんにちは、◎×電気です」
一度商品を買ってくれたお客さんの家を
定期的にまわるんです。
居間に上がって、
買った電気製品に異常はないかと話し込む。
雑談が終わって玄関に向かう途中、
ふと洗濯機を目にした営業マンは
「お母さん、洗濯機もう古いんだね。
今度、洗濯層を洗う洗剤持ってきてあげるよ」
まさに刑事コロンボトーク!
帰ると見せておきながら、
さりげなくぽろっと提案の一言。
さらには、洗濯機を勧めるのではなく、
「洗剤持ってきてあげるよ」と
洗濯機に注意を向けるさりげなさがにくい!
そしてお客さんは、
「あら、ありがとう。じゃさぁ
今度ついでに洗濯機のカタログ持ってきてよ」
売らないで売る
営業トークの真髄です。
刑事コロンボトークが
こんなにも効いてしまうのは、
マッサージ師の首鳴らしテクニックと同じ。
「はい、お客さん首の力を抜いてくださいね。
は~い、力を抜いて…。
はい!」
コキッ!
首の力を抜いた一瞬を見逃さず、
コキッ!とやるアレです。
どんな仲の良い友人であっても
おいとまするときはホッと緊張が緩む瞬間。
つまりリラックスした状態です。
この状態が、一番話を受け入れられる
瞬間でもあるんです。
そんなわけで、人にものを頼む時は
帰り際のリラックスした時に
「そうだ、ちょっと思い出したんだけどさぁ」
と切り出すといいですよ。
■今日のチェックポイント
『売れる営業マンは、重要なことはさりげなく言う』
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