超速で他人軸から自分軸に戻す方法

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「リフォーム業を営んでます。仕事が終わって休んでいても、常に仕事のことばかり考えて休めません。家族サービスをしなくてはいけないと考えているのですが、 仕事のことを考えると、それもできないと考えてしまいます。どうしたらいいでしょうか?」という読者さんの質問に答えました。

 

 

目次

ゴールからの逆算

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さえ:こんにちは、ナビゲーターのさえです。木戸先生、よろしくお願いいたします。

 

木戸:よろしくお願いします。

 

さえ:お願いします。

 

木戸:今日は何でしょう。

 

さえ:早速ですがリフォーム業をされている方からの質問です。
「リフォーム業を営んでいます。仕事が終わって休んでいても、常に仕事のことばかり考えて休めません。家族サービスをしなくちゃいけないと考えているのですが、仕事のことを考えると、それもできなくて(仕事のことを)考えてしまいます。どうしたらいいでしょうか?」という質問です。

 

木戸:昔の私じゃないですか、これ(笑)

 

さえ:木戸先生もこんな時期あったんですか?

 

木戸:本当に仕事のことばかりで、仕事のことばかりで楽しんでたらいいんだけども……「仕事のことばかり考えて、これでいいのかなあ」地に足がつかないというか、ずっとそんな毎日でこれがいつまで続くのかな、みたいな。

 

さえ:そうですね。

 

木戸:そんな風に考えていたことがあったんですよ。
どうしたらいいですか?さえちゃん(笑)

 

さえ:逆に木戸先生はそれを乗り越えたんですか?
木戸先生の体験談をぜひ教えてほしいです。

 

木戸:一回テーマであったじゃないですか。『考えすぎて動けない人』。その時はその人に、「まだまだ考えてないですよ」とお話しました。「考えて考えて考えて……とことんまで考えたらいいですよ」「しかも悪い方向に!」と。
リフォーム業をやっている時も実はそうだったんですよ。

 

さえ:そうだったんですね。

 

木戸:こんなつまんない毎日……でも自分は夢と希望をもってワクワクしてリフォーム会社をつくったはずなのに、「なんでこうなっちゃうのかな?」その時にやっぱりいつものクセで、悪い状況をまた考えて考えて……その悪い状況が実現して、どうなったらこうみたいな……そうしていくと、究極は「言葉」なんですよね。
「死」なんですよね。

 

さえ:そう思うと、人って「どうせ死ぬなら……」って気持ちになるんですか?そこまで考えると。

 

木戸:その時は「なんで俺はそういうふうに考えちゃうんだろう?」と思ってたんですが、今はそれは最高だと思ってます。

 

さえ:最高?

 

木戸:ものすごく大切なことだと思っています。
なぜかと言うと、物事は何でも「ゴールから考えましょう」という話があるでしょ?

 

さえ:はい。

 

木戸:そしてゴールから逆算すると。
だからゴールを明確にすることによって目指す場所がそこだと分かる。ゴールをちゃんと見る=目指す場所を忘れずに行動できること。そういった意味での人間のゴール=死なんですよ。

 

さえ:そうですね。

 

木戸:そこを考えちゃいけないとか、タブー視されてるじゃないですか。

 

さえ:されてますね。

 

木戸:それはなんだか「違うな」と思うんです。
「自分は最後はどんな死に方をしたらハッピーなのかな?」このゴールを考えた時に、「今、何をやるべきかが見えてくる」逆算するってことですよね。ゴールを明確にすることによって今が見える。これってすごく大切なことだと思うんですよ。

 

さえ:そうですね。

 

他人軸というのはどういうことか

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木戸:そこで、ゴールから逆算した時に見えてきたものというのが、「なんでこんなにいつも売上売上……と売上に振り回されてるんだろう?」「来月も売上が立たないと社員の給料もあるし、色々な維持費もあるし……」

 

さえ:そうですね。

 

木戸:「それって本当なのかな?」と思ったんですよ。
「本当は違うんじゃないかな?」やっぱり、「社員のために!って良いこと言ってるんだけど、本当はそこじゃないんじゃないかな?」

自問自答した時に見えてきたのが、売上をどんどん上げて伸ばしていかないと、当時それを考えたのが3~4年目あたりだったんですけど、「リフォーム会社を3年もやっててまだその程度の売上なのか」そういうふうに同業者から俺は見られてるのかな?本音のところでは、従業員のみんなが「なんだこの会社。売上止まりで先が無いんじゃないか?」そういうふうに思われてるんじゃないか?

もう一つは、リフォーム店に出入りする職人さん・協力会社の人たちに「木戸社長の会社って最近停滞してるよね」「社長の夢あるのかね?」このままの売上でいくと周りがみんなそう思うだろうな。みんなの目を気にしてるんじゃないかな?ということに気づいたんです。

自分でワクワクして始めた会社がだんだん周りの目を気にするようになった。そこからもし売上が落ちたら、「やっぱりあそこの会社、売上が落ちたよ」なんて思われるんじゃないか?「経営者としての力が木戸はなかったんだ」なんて思われるんじゃないか?

これは今日のテーマになっている他人軸なんですよね。
自分は何をしたいのか?どうありたいのか?自分を持ってないんですよね。

 

さえ:そうですね。他人の目や周りのことばかり気にしてしまっていて……。

 

ブレずに自分軸で生きる

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木戸:そこで思ったのが、今私がクライアントに勧めている、人柄を表したチラシ「人柄レター」ってあるじゃないですか。あれを実践する時……「人柄」しか書いてないんです。
こんなツールをお客様に渡したら、「あんた!何屋か分からないのに『何だ?』って変に思われるじゃないか!」とみんなそこを気にするんですよ。その一方で「あんた面白いね!」って言ってくれる人もいっぱい居るんですよ。

 

さえ:いますいます。

 

木戸:「面白い!」と言う人もいれば「何だ!」って言う人もいる。その時にクライアントに私が言うのは、「必ずどちらも居るんですよ、この世の中には。『面白い!』と言う人だけというのはありえないんですよ。その時にどっちを見て生きていきますか?」と。

批判するような人の顔色を伺いながら、「これ書いたら批判されるかな……批判されないようにしよう」と批判的な方ばかりを見て生きていくのか。

それとも「あんた面白いね!」と言ってくれる人を見て、その人をもっと面白く笑顔にするためにはどうしたらいいか?と楽しい方を見て生きていくのと、「どっちがいいですか?」と聞いたら、100%の人が楽しい方だと言いますよね。



さえ:そうですよね。楽しい方ですよね



木戸:だけどもそう言いながら、また批判的な方も見ちゃう。

 

さえ:気になっちゃいますよね。

 

木戸:だからいかにブレずに、自分軸で生きていけるか?ここがものすごく重要なんじゃないかなと思う。そういう思いを持っていれば、面白いと言ってくれる人を見て生きていけるんですよね。ブレずに自分が楽しい方・ハッピーな方に行けるっていうことですよね。
でもまあ楽しい方を見てても、批判的な方の声が聞こえる時もあるでしょ?

 

さえ:聞こえます。

 

ブレたら元に戻す

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木戸:それが試されてる時なんですよ。

だからこの方も、一回究極のゴールを考えてみて、「自分が何をしたらいいのか?」「もしかしたら他人軸で生きてるんじゃないのかな?」とかを考えてみてほしい。

こういうのは仕事じゃなくて、その人の生き方になっちゃうと思うんですよね。こういうのが見つかった時に、「なぜ仕事をしてるのか?」と聞かれた時に「楽しいからに決まってるでしょ!」
って言える自分になりたいなって。それを目指そうと。そういうのが見えたら、自分軸をズラさないで生きていけると。全くブレないことは人間だから無いけども、戻すことはできる。

 

さえ:戻すことはできますもんね。

 

木戸:私も完璧じゃないから、「なんで仕事してるの?」と聞かれたら「『楽しいからに決まってるでしょ!』と言える人を増やしたいんです!」っていつも言ってるとブレるんですよ。

そしてブレた時にそれを聞いてた人が「木戸さんの『楽しいからに決まってるでしょ!』、アレいいですね!」って言われると、
「俺こっちだったんだ……!」って戻すスピードも上がるんですよ。

 

さえ:そうですね。

 

木戸:だからブレてる時間も少なくなるんですよ。それを見つけたらいいと思います。

 

さえ:まとめると、究極のゴールを考え、逆算して、今何をすべきかをちゃんと見つけるということでよかったですか?

 

木戸:そう、自分は何をやりたいのか?

 

さえ:みんなでハッピーに生きていきたいと思います!

 

木戸:いきましょう!

 

さえ:ありがとうございました!