社員の発想力を着実に高める方法は徳川家康方式にあった!

こんにちは

集客しないで売上げ9倍コンサルタントの

木戸一敏です。

【Q】どんなに社員に教えても、なかなか売れる営業マンに育たないのは

   なぜなのでしょう?

【A】それは、教えてしまうからです。

これは一昨年

ある会社で

社員研修をやったときの話です。

営業マン約10人が参加する研修です。

どんなことをやるかというと

ひと月のゴールを設定して

それにたどり着くためには

何を、どうするかを決めるんです。

「なるほど、それをやれば間違いなく

 ゴールにたどり着けますね」

参加者全員がそう思えるまで

何を、どうするかを具現化していくんです。

ある意味これって

かなりきつい研修。

これを月1回朝10:00~19;00までびっしり

6回にわたりやっていきます。

先日その6回全てを終了。

打ち上げをしたとき

社員のひとりに聞いたんです。

私「正直な話、この6回を終えた感想はどうだった?」

社員「いやぁ、よかったですよ」

私「何が?」

社員「木戸さんが僕たちに質問を投げかけて

    それでいつも僕たちが答えるまで待っててくれたんで」

おぉぉーーー!

まさかその部分に共感してくれていたとは

全く予想外!!

実はこれ

かなり意識してやってたこと。

なぜかというと

答えを与えても全くその人の力にならないから。

反対に答えが出なかったら

すぐ教えた方が本当は楽。

それにその方が話が早い。

でも、それをやったんでは

お互いに何も得られるものはないんです。

その成果が6ヶ月経った今、

着実に現れ始めました!

販促ツール作成では

鋭角に刺さってくるフレーズが完成。

お客さんにダイレクトに伝わる表現の仕方を

マスターできるようになっているではないですか!!

なかなかスルドイ発想です!

ほんと

急がば回れ。

「泣かぬなら泣くまで待とうホトトギス」

徳川家康方式がいいんですね。

社員の答えがなかなか出なかったとき

どうしてもすぐ答えを言いたくなります。

でも

それではいつまでも育たない。

答えが出るまで待つというのは

遅いように思うけど

実はそれが一番早い。

結局、急いでいるっていうのは

自分を信じられていない現われなんですよね。

最近そのことを強く感じます。

▼今日の「みとめ」チェックポイント

『相手を待てないのは、実は自分が「みとめ」られない現われだと知ろう』