「私はズバズバ言えないタイプだからナメられる」というのは違います

こんにちは!
いつも飲んでいるサプリを飲み忘れると明らかに体調が違うので驚いている、
木戸一敏です(^_^;)

売上アップを図るには
集客や営業が重要な位置にあります。

でもそればかりではなく、
他の要素も大きく売り上げに影響します。

特に建築関係の仕事は、
集客や営業だけでなく、
職人や監督、設計、仕入先などとの連携が
売上アップに大きく影響されます。

先日、相談があった一人工務店のRさんが
そんな問題を抱えていました。

「私は元からズバズバ言えるタイプではないので、
ナメられてしまいがちなところがあるんです」

職人がRさんの言うことをなかなか聞いてくれない、
約束を守ってくれない、
そんなことが多いことに悩んでいたんです。

実は私もリフォーム会社をスタートしたとき
Rさんと似たような経験があります。

Rさんと違うのは、
相手が職人や仕入先ではなく、
私の場合は部下でした。

当時、私は35歳。

ところが営業社員は
みんな50代のおっさんばかり。

しかも、私より営業経験がある社員ばかり(^_^;)

そんなもんだから
意見が合わなかったりすると
「社長は若いよ!」
と言って反論してくる社員もいて、
めちゃ、やりにくい(>_<)

なんで会社を始めて
こんな思いをしないといけないんだ
とストレスだらけでした。

私はどちらかというと
ちょっと弱弱しく思われてしまう顔立ち。

そののせいで
ナメられてしまう。

もっと強面の顔に生まれていれば
人生は違っていたかもしれない…。

といったことを真剣に悩んでいました。

でも、それは大きな間違いで
問題は違うところにあることを
職人とのトラブルで発見しました。

お客さんから工事後の件でクレームの電話があり
それを工事担当の職人に連絡を取りました。

木戸「一刻も早く対応してもらえますか?」

職人「わかりました。一刻も早く対応するよう準備します」

ところがその日の夜、
お客さんから怒りの声で電話が掛かってきました。

「職人さんが来ると思ってずっと待ってたのに
この時間になっても来ないけど、どうなってるの!?」

私はすぐに職人に電話をしました。

木戸「なんで一刻も早く対応すると言ったのに
対応してくれないんですか?」

職人「いや、だからちゃんと準備をしていたところで
今まさに明日朝一番に行く段取りをしていたところだよ」

木戸「えー!明日朝一番じゃなくて、
なんで今日行ってくれなかったんですか?」

職人「えー!それなら今日行ってって、言ってくれないと」

私の伝え方が曖昧だったので
トラブルになったんです。

この失敗で気づいたんです。

【伝えたことが曖昧だと行き違いを生じてしまう】
ということを。

このトラブルであれば、
・クレームの対応に今日中にお客さん宅に行けるか?
・行けるとしたらお客さん宅の到着は何時になるか?
・もしその時間に遅れることがあったら私に連絡すること
といったことを確認すればよかったんです。

それから私は
営業社員と改めて会社のルールについて確認をしました。

・必ず日報を提出してから帰社すること
・営業エリアの割り当て
・社用車を使うとき届出書を提出すること
・営業の役割分担
・給料規定

などを曖昧だったところを明確化していったんです。

特にお金に関することには、
あまり細かくいうとセコそうに思われると
サラッと流していたのですが
ガッチリ話すようしました。

明確にすることを意識してから
社員はもちろん、職人や取引先とのストレスは激減し、
スムーズに仕事ができるようになりました。

つまり
曖昧にしているというのはルーズなこと】なんです。

ズバズバ言えるタイプではないから
ナメられるのではなくて
曖昧にしているから
「あ~、この人は適当にやっても大丈夫だ」
と相手もルーズにされてしまい
余計トラブルが起きる確率を上げてしまっているんです。

確かに明確にすることで
相手にも自分にもストレスが生まれます。

面倒くさいことでもあります。

でもこれは
【お互いを真剣な気持ちさせる】
大切なこと。

明確にすることというのは
物事をスムーズに気持ちよく進めていくために
必要なストレスなんです。

Rさん、ズバズバ言えないタイプとかは関係なく、
曖昧な伝え方をしているだけの話なので
これからは明確にして伝えていきましょう(^^)

▼今日の「優良客だけをリアル集客する!
パワーマーケティング」チェックポイント

『曖昧のまま伝えるのは安易なこと。お互いのために明確にして伝えよう』