あなたの会社の理念、小学5年生でも理解できますか?

こんにちは!

これからリクシルさんとの打ち合わせで錦糸町に向かっている

木戸一敏です(^_^

トステムやイナックスなど5社が合併した

リクシルさんで来月、講演をします。

その打ち合わせで錦糸町に向かっているんですが

それにしても雨が凄いです。

つい先ほど長女から

「電車が止まり始めているから早く帰ってきな」

とメールが来ました。

帰りの電車が

ちゃんと動いていますように(;^_^A

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【Q】社内がバラバラで意思の疎通も何にもない…。

   何から手をつけていけばいいんですかね?

【A】それは、あることを宣言すると劇的に変わります。

「社内がバラバラで

意思の疎通も何にもない…。

何から手をつけていけばいいんですかね?」

こんな悩みを持っている

社長はたくさんいるんだと思います。

事実、モエル塾メンバーからも

社員との関係の相談は多いです。

社員が20人、30人もいるわけでなく

たった2人、3人ないのに

まとまりがない…。

社長業に就くと常に売上という問題が

頭から離れないわけですが、

実は売上より社員との関係の方が

一番のストレスになっていたります。

私もリフォーム会社を

経営していたときがそうでした。

ある会社社長のQさんから

「やっぱりこれは理念が社員に

浸透していないからですかね?」

と相談されたことがありました。

どんな理念を掲げているのか聞くと

次ぎのようにものでした。

~~~~~~~~~~~~

社会に価値ある○○を軸に、

新しい価値を創造し、

社会の発展に貢献します。

~~~~~~~~~~~~

私はQ社長に聞きました。

「これ、どういう意味ですか?」

いろいろ話を聞いたんですけど

あまりよく分かりませんでした(;^_^A

するとQ社長は

「ですよね。

社員も未だにわかってないようですし

 この辺りに問題があるんだと薄々感じていたんですけど」

とわかっていたんです。

Q社長の話をいろいろ伺うと

何度も「心遣い」という言葉がでてきました。

そこで私は言いました。

「“心遣い”がQさんの理念なんじゃないですか?」

「えぇ!こ“心遣い”ですか?う~ん・・・」

なぜかQ社長は

考え込んでしまいました。

“心遣い”は考えて出てきた言葉ではなく

Q社長の体験の中か生まれてきたもの。

“心遣い”こそが大切なんだというメッセージが

私に伝わってきたんです。

「確かに木戸さんの言うとおりだと思います。

 それが私の本当の理念だと思います。

 でも・・・

 それを掲げてしまうと

 社員に『社長が一番“心遣い”がない』って

 思われてしまので、

 それはちょっと勘弁してもらえませんかねぇ…」

これは私の考え方なんですけど

中小企業の場合

社長が出来ることを掲げるのが理念ではなく

できないからこそ掲げるのが理念だと思うんです。

まだ至らないところだけだけど

掲げたものを全うすることを目指し

日夜励んで行く。

このことを宣言するのが

中小企業の理念なんだと。

三歩進んで一歩下がりながらも

諦めず目指し続ける姿勢を社員に見せる。

有言実行する社長の姿を見て

消極的だった社員も

「社長ががんばっているんだから俺もやろう!」

と気持ちが変わって来るんだと思います。

正直言って、こういった理念だと

~~~~~~~~~~~~

社会に価値ある○○を軸に、

新しい価値を創造し、

社会の発展に貢献します。

~~~~~~~~~~~~

直感的に意味がよくわからないので

社員に突っ込まれることはありません。

でも

“心遣い”だと小学生でも分かる言葉なので

外れたことをしていると

すぐにわかります。

もし、あなたが

社員や周りの人に突っ込まれることを恐れて

理念を抽象化しているのでしたら

パッと見ただけで誰もが理解できる理念に

勇気を持って変えてみませんか?

3年前、私もこんなことがありました。

仕事中、スタッフが突然言うんです。

「ところで木戸さん

 なんで仕事しているんですか?」

「えぇ!?なんでって??えぇ?どうして??」

「木戸さん!『楽しいからに決まってるでしょ』って

 即答しないと。まだまだですねぇ(^^)

“楽しい”という単純明快な理念を掲げたことで

社員とこんなことを言い合える関係になりました。

楽しく社員と仕事ができることに

感謝です<(_ _)>

▼今日の「みとめ」チェックポイント

『単純明快な理念に変えてみよう』