「非効率」にこそ「利益の源泉」があるのをご存知でしたか?

こんにちは! 
娘が写真をメールで送ってくれたとき「変なことに使わないでよ」と言われた、
木戸一敏です(^^;

昨日、ある本を貸してもらいました。

読み始めると
あまりに衝撃を受けたので
即アマゾンで注文しました(;^_^A

その本のタイトルは
『巡るサービス』⇒ http://amzn.to/V5K4dU

内容は、小さなビジネスホテルが
平均稼働率92%という数字を上げた
ドキュメンタリーです。

この小さなビジネスホテルというのが
なんと!
埼玉県の幸手市にあるというんです。

実は以前、勤めていたリフォーム会社が
幸手にありまして
かなり寂れた町で特に目立った企業もないようなところ。

そこにビジネスホテルを建てても
成り立たないでしょ!という驚きで
食い入るように読みました。

何よりも
平均稼働率92%という高稼働繁栄ホテルになった
その要因に衝撃を受けました。

いったい何をして
平均稼働率92%になったのか?

それは
【顧客に関わりをできるだけ増やす
ということの徹底化です。

通常のビジネスホテルは
機械化できるのは機械化し
最も経費が掛かるとされる人件費を抑え、
いかに利益を出すかにエネルギーを注ぎます。

ところが
このビジネスホテルは
「非効率にこそ利益の源泉がある」といって
あえてお客さんに関わることをします。

たとえば、
定期的に宿泊するお客さんが
机や椅子の位置を変えてチェックアウトすると
そのレイアウトをメモ書きして記録し
次回、宿泊するときそのようにセットし、
それをスタッフみんなで共有する。

たとえば、
お客さんの何気ない会話の中で見つけた
食べ物の好みを朝食の時さりげなく出す。

このような
通常のビジネスホテルは絶対にやらないことを
このホテルでは当たり前のようにやるというんです。

そして、こう記しています。

「サービスではなく、ホスピタリティを実践することです」

「サービス」とは、
いつでも・どこにでも・誰にでも
「1対多」のスタンスで行われる画一化された行為で、

「ホスピタリティ」とは、
今・このとき・この場所で
「1対1」のスタンスで行われる唯一無二の行為。

「サービス」と「ホスピタリティ」は
対極の概念だと書かれています。

まさにこのスタンスは
「最強営業モデル」そのもので
嬉しくなりました(^^)

この「1対1」のスタンスを
単価の高い旅館がやるのならわかるんです。

そうではなく
単価の低いビジネスホテルが
「1対1」を実践し
圧倒的な差別化を図り成功している点に
衝撃を受けたのと同時に
自分がやっていることが
さらに確信を持てるようになりました。

そして「1対1」のスタンスを
会社全体に浸透される秘訣についても
「最強営業モデル」にある
「内側からの法則」と全く同じことが書かれていました。

「スタッフは、なぜお客様を大事にするかというと、
 マネージャーたちがスタフを大事にするから。
 マネージャーはなぜスタッフを大事にするかというと、
 経営者がマネージャーを大事にするから。
 経営者はなぜマネージャーを大事にするかというと、
 愛情に満ちあふれた家庭で育ったから。
 思いやりが廻っているのだ」

じっくり読んでいるので
まだ最後まで読んでいませんが
もっと「最強営業モデル」を
もっと多くの人に伝える必要があると
エネルギーが湧いてきました。

よし!今月も「最強営業モデル」セミナーをやろうと!!

この素晴らしい本
「巡るサービス」を紹介していただいた
天田さんに感謝です!⇒ http://bit.ly/W7oDbH

▼今日の“みとめ”チェックポイント

『顧客と関わる時間を増やして、喜ぶかことを探してみよう』