顧客に裏切られ「どうして他社で契約したんですか!」と言いました

こんにちは! 
何年かぶりに日曜日にブログを書いた、
木戸一敏です(^_^

今日、朝早く目が覚めて、
なぜかブログを書きたい気持ちになりました(^^

こんなことって
ほとんどないんですけどね。

どうしたんでしょう(;^_^A

きっと23日24日と徳島の阿波銀行で
3連続セミナーをしたのと
明日、石橋さんの「レスポンス1/50セミナー」があることで
何かが刺激されたのかもしれません。

最初、阿波銀行さんからのセミナー依頼があったとき、
なぜ銀行が私を呼ぶのか、
不思議だったんですけど、
セミナー担当の方や支店長の
この言葉を聞いて謎が解けました。

「ヒトとヒト関係というのは
 まさに我が社がモットーとしていることですよ!」

これを聞いて
そう考える銀行があるんだと
衝撃を受けたのと同時に
嬉しくなりました(^0^)

ある人は
「我々は提案から入ったら負けと思ってますからね」
というから本当に「ヒト」と「ヒト」関係で
仕事をしてるんだなと、うなってしました。

3回セミナーを開催したうちの1回は、
阿波銀行さんが主宰する
経営者を対象とした会員組織限定したものです。

そこの参加者から
鋭い質問をいただきました。

これは極めて重要なことなので
このブログでシェアしたいと思います。

「“顧客の記憶にあなたの存在を刻み込む”
 と木戸さんは言われますが
 本当にいい仕事をすれば
 記憶に刻まれると思うのですがどうなんでしょう?」

これは
リピート紹介が起こらない最大の原因が
顧客の記憶にあなたの存在を刻み込まれていないからだ
という話のときに出た質問です。

実は私もリフォーム会社を経営していたとき
いい仕事をすれば声がかかると思っていたことがありました。

それがあるお客さんとの関係で
そうではないということが
ハッキリわかりました。

「こんなによくやってくれて木戸さん!
 本当にありがとうございます!!」

あるお客さんが感動して
こう言ってくれました。

今後リフォームをするときは
絶対、木戸さんにお願いすると。

私も本当に頼んでいただける感触がありました。

ところがそれから2年後、
たまたまそのお宅の前を車で通ったら
屋根が葺き替えあったんです。

「えぇ!?聞いてないよ!!」

私は怒りの気持ちで車を降りて
そのお宅のインターフォンを押しました。

ピンポーン!ピンポーン!!

「あ~、木戸さん!お久しぶり!!」

奥さんはなんの悪気もない顔で言います。

「奥さん、屋根吹き替えたんですか?」

「そうなのよ。主人が言うもんだから」

「奥さん、私に一言相談してくださいよ」

「えーっ、木戸さんのところでも屋根やるんですか?」

「何言ってるんですか
 リフォームですから屋根も床も壁も全部やりますよ」

こんなことがありました。

もちろん、すべてのお客さんがこういった人ではなく、
中には毎回、私に連絡をしてくれるお客さんもいます。

ただ、
他の業者で屋根工事をしたお客さんは
私のことを本当に気に入ってくれたのは事実ですし、
他の業者で屋根工事をしたのも事実です。

では、なぜ私に声が掛からなかったのか?

それは、
お客さんが言った
「木戸さんが屋根工事をやると思わなかった」
というのは違っていて、
ただ単に屋根工事をやろうと思ったとき
私の存在がそのお客さんの記憶になかった
というだけなんです。

逆の立場になったとき
日々いろいろ忙しいですし
黙っていても次々といろんな情報が入ってきますから
「この人最高!」と思ったとしても
つい忘れてしまうもの。

それが人間なんです。

ですので忘れられてしまうことを前提に
ものごとを考える必要があるんです。

それを理解した上で
顧客の記憶の刻むことをした結果、
ライバル社がニーズ喚起をすると
電話がどんどん掛かってくるようになったという
モエル塾メンバーが何人もいます。

今のあなたの顧客一人ひとりの記憶に
あなたの存在はしっかり刻まれていますか?

明日のセミナーで語る石橋さんは、
絶対、顧客に忘れられないようなことを
たくさんしています。

▼今日の「みとめ」チェックポイント

『人は忘れる動物と理解しよう』