前向きな言葉の裏側

 昼食、どこに行こうかなかなか決まらない、木戸一敏です。

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 本日のテーマ : 前向きな言葉の裏側

 【Q】こうなったら売れない部下に、
    手とり足とり教えて行こうと思ってます。

 
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昨日は一日中
ボォ~っとしてたので

今日は気合ぃーーー!

と思っていたら
かえって今日は
力が入らない一日でした。

ってまだ今日が
終わったわけじゃないけど(^^;

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【Q】こうなったら売れない部下に、
   手とり足とり教えて行こうと思ってます。

【A】私はそのやり方で、何人もの部下がやめて行きました。

 

●先日、ある経営者のKさんと
部下の育て方の話をしてました。

みんなと同じように教えても
ぜんぜん業績が伸びない部下。

他のみんなは
それなりに結果を
出しているというのに…。

そこでKさんは
決意しました。

「こうなったら
 手とり足とり徹底的に教えて行って
 彼をトップ営業マンに育てようと思うんです!」

 

 

●実は私も
こういったやり方をしたことが
何度もあります。

それでうまく行ったかというと

反対に部下はどんどん自信を失って
結果辞めることに…。

こんな失敗を
何度もしたことがあります。

「どうして?
 どうしてこんなに一生懸命に
 教えているのに??」

部下が育たない原因が
さっぱりわかりません。

 

 

●ある日
契約に失敗した部下の報告を聞いて
気がついたんです。

「もしかしたら部下が育たないのは
 この契約に失敗した部下と同じようなことを
 してしまったから?」

彼が契約に失敗したのは
必要以上に情報を与えすぎたから。

手とり足とり教えるというのも
それと同じことだと思ったんです。

 

 

●それともうひとつ

「こうなったら
 手とり足とり徹底的に教えて」

この考えそのものが
部下の存在を否定している行為。

「こうなったら
 手とり足とり徹底的に教えて」

この言葉の裏側には…

「お前は、オレが手とり足とり教えないと伸びないんだ」

「お前は、オレが徹底的に教えない限り育たないんだ」

「お前は、一人だけで売れる営業マンにはなれないんだ」

と言いうメッセージになります。

 

 

●確かにそういったメッセージが
まるっきりないといは言えない自分に
気づいたんです。

「彼の存在を認めよう」

気持ちをこのようにリセットして
売れない部下と接していったところ
4ヶ月目にして売れるようになりました。

「今、自分がいった言葉は
 果たして彼の存在を認めた上での行動か?」

いつも確かめて行くといいですよ。

 

■今日のチェックポイント
『売れる営業マンは、相手の存在を認めた上での行動を取っている』